丹誠司法書士法人では、詐欺被害に関するさまざまなご相談・ご依頼をいただいております。
その中から、実際にご依頼いただいた副業詐欺事件の被害回復事例について、ご紹介いたします。
副業詐欺の被害者情報
副業詐欺の相談内容は?
Fさんは、Instagramで見知らぬ女性Gからフォローされました。
女性Gはの投稿を見てみると、華やかな写真とともに「バイナリーオプションで稼いでいます!」「詳しく知りたい人はDM(ダイレクトメッセージ)してね」などという言葉がありました。
まずは異性と知り合うことができることを理由に、Fさんは女性Gをフォローし返してみました。
するとすぐに女性GからDMが届き、女性GとのDMのやり取りを続けた後にLINEでメッセージのやり取りを始めました。
LINEでは簡単な自己紹介やバイナリーオプションについての説明をされました。
「投資はギャンブルではない」「投資の世界に絶対ということは無い」などということを言われ、詐欺では無さそうだと、女性Gへの信頼が増しました。
女性Gからは「わたしが使っているシステムを利用する場合、最初に5万円ほど資金が必要」だと言われると、明確に「勝率85%」とは言われ「ツールを使った方が圧倒的に勝率が高い」という説明を受けました。
「これから何十万円何百万円を稼ぐには、このツールは欠かせない」
「基本的にみんなには一番高いものでやってもらっている」
「1ヶ月でツール代金をまかなえるほどの利益を出している人も多くいる」
などと言われ、Fさんはツール購入に踏み切り、一括でクレジットカード決済をしました。
ツール購入後「自宅にUSBを送る」と言われ、ツールはダウンロードタイプだと聞いていたのにおかしいと感じ、もしかしたら詐欺にあったかも知れないと考え、弊所にご相談されるに至りました。
交渉結果
- クレジットカード決済した26万円のうち20万円を現金で返金
上記のとおりに、7割超えの返金率で解決いたしました。
副業詐欺事件に対しての所感
女性Gからツール購入の勧誘の際「勝率85%」などという「ツールを使えば稼げる」といった内容のことを言われています。
このような表現は法律で禁止されています。
また、他人に投資の助言を行うことも法律で禁止されています。
女性GはFさんに対して、ツールを購入する前ですが、投資の仕方について助言をしています。
このようなことを行う際は、金融庁からの認可が必要です。
さらに、情報商材を販売する=通信販売をする際には、必ず事業者情報を載せなければなりません。
しかしながら女性Gから提示されたツールの内容や説明にはそういったことは一切ありませんでした。
このような点を踏まえて、弊所から女性Gに対して返金を求める書面を送付いたしました。
そして交渉を繰り返した結果、7割超えの返金率で解決することができました。
バイナリーオプションをはじめとする副業詐欺はあとを絶ちません。
詐欺に該当するような文言を言われていないからといって、相手のことを信用するのは控えましょう。
一度相手にお金が渡ってしまった後に返金を受けることは簡単な事ではありません。
この部分は法的知識だけでなく、代理人として返金交渉を行う際また返金率を上げるにあたって豊富な経験も重要になってきます。
そのため、詐欺被害にあわれた際には、詐欺被害を専門に扱っている認定司法書士や弁護士がいる事務所に依頼することが重要と言えます。
また併せて詐欺被害に遭ってからの時間経過についても返金率に影響を及ぼす重要な要素です。
すぐに専門家に相談することが肝要です。
丹誠司法書士法人では、無料相談をお受けいただいたからといって、必ずご依頼いただかないといけないといったことはございません。
もしご相談だけだったとしても、ご相談者様にとって一番有益であり、返金可能性が高くなる方法をお伝えいたします。
おひとりでご不安な時間を過ごすのではなく、私たちに寄り添うことをさせていただければうれしいです。
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