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【返金実例】本当にあった詐欺被害【クーリング・オフ編】│丹誠司法書士法人
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【返金実例】本当にあった詐欺被害【クーリング・オフ編】

丹誠司法書士法人では、詐欺被害に関するさまざまなご相談・ご依頼をいただいております。
その中から、実際にご依頼いただいた事件の被害回復事例について、ご紹介いたします。

依頼者情報

相談内容

Aさんは、スマホでできる副業をインターネット検索から見つけ、その中で一番楽に稼げそうだと思った副業を提供している詐欺業者BのLINEアカウントを追加し、マニュアルを購入されました。

その後、詐欺業者Bから電話でプラン説明等を受け、総額50万円のプラン契約を交わし、通話の最中にクレジットカード決済で30万円支払いました。
残りの20万円については「後払いで良い」と言われたため、未払いです。
後日、契約書の交付も受けました

この副業は【LIVE配信アプリの配信者に対しDMを送信するなどしてアプローチをして、業者Bに登録をしてもらうことで収入を得られる】というものです。

詐欺業者Bからは、

  • 支払った分はすぐに取り戻せる
  • 毎月数十万円は必ず稼げる
  • 未払いの20万円については収益が出てから払ってくれれば良い

などという内容のことを、電話口で勧誘されていました。
「プラン代金が高ければ高いほど収益率が●●%高くなる」という説明もあったとのことでした。

Aさんと詐欺業者Bとの契約内容は【登録する人を紹介したら収入を得られる】こと、また【登録してもらうようアプローチするノウハウやサポートの提供】などです。

Aさんはなんとなく身近な人に、「こんな副業を始めようと思うんだけど、どう思う?」と相談をしてみたところ、「きっと詐欺だから、専門家に相談した方がよい」とのアドバイスを受けました。
そのように言われてみると急に詐欺被害にあったのではないかという思いが強くなり、専門家に相談することにしました。
ただ、専門家への依頼は費用がかかるため、まずはご自身で詐欺業者に対して「返金をしてほしい」とご連絡されましたが、応じてもらえませんでした
そのため、弊所にご相談されるに至りました。

交渉結果

  • 既に支払っていた30万円を現金で全額返金
  • 未払いであった20万円の全額債権放棄

上記のとおりに、全額返金が叶いました。

事件に対しての所感

Aさんは、電話で勧誘を受けていること・契約書面が交付されてから8日以内であったことから、クーリング・オフを主張いたしました。

クーリング・オフとは、一定の条件を満たせば申し込みの撤回・契約の解除ができる法制度のことをいいます。

クーリング・オフについては小中学生のときに学校で習うので大まかなことをご存知のために、ご自身でご対応されようとする方が多いです。
しかしながら、被害者自身で主張しても詐欺業者が応じることは少ないケースが多いです。
クーリング・オフが適用されると、申込みや契約それ自体がキャンセルされるため、支払ったすべてが返金されることがほとんどです。
そのため、詐欺業者としてはクーリング・オフを受け付けることをしないようにするからです。

  • 契約解除の連絡をしたら再度勧誘を受け、結果的に進めることになった。
  • 「契約書を受領後してから7日経過した後であれば解約処理をする」と言われたがなんの連絡も無く、クーリング・オフ期間が経過してしまった。
  • 返金すると言われて、解約合意書や一部キャッシュバックを受領し、のちにそれを理由に返金しないと言われた。

上記のように、のらりくらりと時間を経過させられたり、法律にのっとったかのような断り文句を言われたりなどして、クーリング・オフを受けさせてもらえないことが多いです。

また、クーリング・オフを主張されることを回避するため、わざと契約書面を送ってこない詐欺業者も多くいます。
この場合は、クーリング・オフ制度が適用されることは難しいですが、法律の専門家であれば違う観点からでも返金を主張することができます。

また未払いの20万円についてですが、「収益が出てから払ってくれれば良い」との説明を電話では受けていましたが、契約書には【毎月●日までに●円を銀行振込する】と分割払いをするように記載されていました。
弊所にご依頼いただかずに実際に副業を開始させていたとしたら、こちらの未払いプラン代金についての支払いも、毎月発生していたことになります。

詐欺業者とのやり取りは、心身ともに非常に疲弊します。
時間もかかりますし、一筋縄ではいかないことです。
だからこそ、詐欺被害にあったときには専門家にすぐに専門家に相談することが肝要です。
『詐欺被害にあったかも?』などと思ったり、少しでも不安を感じたりしたら、すぐに行動に移していただきたいです。

ご相談自体は無料ですので、すぐに相談し、その後の対応方法を仰ぐことをおすすめいたします。
丹誠司法書士法人では、無料相談をお受けいただいたからといって、必ずご依頼いただかないといけないといったことはございません。
もしご相談だけだったとしても、ご相談者様にとって一番有益であり、返金可能性が高くなる方法をお伝えいたします

詐欺被害を解決するには、時間との勝負である側面も大きいです。
おひとりでご不安な時間を過ごすのではなく、私たちに寄り添うことをさせていただければうれしいです。

なお、以下の記事では副業詐欺における返金の可能性や、その方法について解説しているため、あわせて参考にしてください。

※こちらの記事は2024年5月27日時点の所内情報等にもとづいて書かれています。