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MT5詐欺の被害額を取り返すためには?返金への対処方法も詳しく解説│丹誠司法書士法人
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MT5詐欺の被害額を取り返すためには?返金への対処方法も詳しく解説

MT5詐欺の被害額を取り返すためには?返金への対処方法も詳しく解説

MT5を利用して投資活動に励んでいるけれど、MT5詐欺という手口があるのを知って、不安を感じている人はいませんか?

この記事ではMT5詐欺とは何かから、被害額を取り返す方法まで詳しく解説します。

MT5詐欺とは?
MT5詐欺の被害額を取り返すには?
MT5詐欺の手口
MT5詐欺の被害にあった事例

MT5詐欺とは?

MT5詐欺とは?

MT5詐欺とは、MetaTrader 5という電子取引プラットフォームを通じて行われる詐欺的行為のことを指します。

MetaTrader 5はMetaQuotes Ltd.が開発したプラットフォームです。取引だけではなくデモ口座を開設して行う投資の練習や分析の機能もついているため、投資を始めたい人にとっては便利なツールです。

しかし中にはMT5を悪用する詐欺的行為や不正行為も見られることがあるため、ユーザーには慎重な行動が求められます。

MT5詐欺を含む、投資詐欺の返金方法については、以下の記事も参考にしてください。

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MT5詐欺の被害額を取り返すには?

MT5詐欺とは?

MT5詐欺の被害額を取り返すには、司法書士や弁護士に相談し、そのうえで以下の2つの手続きを検討しましょう。

クーリング・オフ

勧誘方法によっては、クーリング・オフが適用される可能性もあります。FX投資へ勧誘する際に、電話勧誘が含まれていたりセミナーへの参加・Zoomなどのウェビナーを通していたりする場合です。

ただし、いずれの勧誘方法もクーリング・オフが適用されるには、事前に勧誘であることやその目的が告げられていないことという条件があります。

クーリング・オフとは、すでに申し込みや契約を締結していた場合でも、一定の期間であれば無条件で撤回・解除ができる制度です。特定商取引法はクーリング・オフができる取引と期間を次のように定めています。

クーリング・オフができる取引と期間

 

通信販売をはじめ、勧誘方法によってはクーリング・オフの適用が難しい場合もあります。

しかし、クーリング・オフだけが返金方法ではありません。

司法書士や弁護士へ相談することで、返金に向けたさまざまなアプローチが可能です。

振り込め詐欺救済法における返金手続き

MT5詐欺の被害にあったら、すぐに振込先の金融機関に連絡すれば「振り込め詐欺救済法」に基づいて、口座の利用停止措置を取ってもらえます。

その場合、被害額の一部またはすべての返還を受けられる可能性があるので、早めに連絡するのが望ましいです。

ただし、お金がすでに全額引き出されていた場合や口座残高が1,000円未満だった場合は、被害額を取り返せません。

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MT5詐欺の被害額を取り返すには、返金の手続きを正しく理解し、司法書士や弁護士に早めに相談するのが大切です

MT5詐欺の手口

MT5詐欺の手口

MT5詐欺には、どのような手口があるのでしょうか。5つご紹介します。

FX詐欺

MT5には、デモ口座を開設して投資の練習をする機能がついているとご紹介しましたが、この機能を悪用する手口がMT5詐欺です。

MT5詐欺は、次のような手順で行われることが多いとされます。

  1. SNSや広告を通じてFX情報を受け取るサイトを知り、会員登録すると投資グループのLINEに入るよう促される
  2. 投資グループのLINE内で参加者からMT5で利益が出ているデモ画面を見せられ、本当に利益が出ているかのように誤認させられてFX取引に勧誘される
  3. 個人名義の口座に入金すると最初は利益が出たように見える
  4. その後、繰り返し入金を要求される
  5. 利益を受け取ろうとすると出金できない状態となり、LINEの投資グループとFX業者、どちらにも連絡が取れなくなる

MT5デモ口座の開設は簡単にできるため、このような詐欺的行為に使われてしまうのかもしれません。

ロマンス投資詐欺

MT5詐欺では、投資詐欺の入口として「ロマンス詐欺」の手法が用いられることがあります。

例えば男性に対し、SNSを通じてFX情報を受け取るサイトへ勧誘するというものです。

「結婚後の資金のため」「結婚式の費用を捻出するため」などといって、FXの取引を始めないかと誘う手口です。

信用させるために自分の画像を送ってくるものの、検索すると他人の画像を無断で使用している場合もあるので、疑わしい時はまず調べることが大切です。

初心者向けのセミナーで高額な支払いをさせる

FX初心者向けのセミナーと称して勧誘し、高額な支払いをさせる詐欺的な手口も存在します。

セミナーの参加費が良心価格であっても、セミナー後に高額な自動売買ツールを購入させられるといったケースもあるのです。

勧誘を受けても安易に参加せず、まずはセミナーの運営者や内容をよく調べてください。

ライセンスのないブローカーによる詐欺

MT5を通じて取引する際、ライセンスを持った信頼できるブローカーを選ぶのが大切です。

ブローカーの評判はオンラインフォーラムやレビューサイトなどで見られるため、ライセンスのないブローカーにだまされないためにも事前に確認しておきましょう。

フィッシング詐欺

フィッシング詐欺とは、消費者にメールやSMSを送り、リンクをクリックさせて偽のホームページに誘導する詐欺的行為です。

例えばMT5の公式ホームページに見せかけた別のWebサイトに誘導し、消費者にログイン情報を入力させ、そのアカウントから資金を盗み出すといった手口がそれにあたります。

MT5の公式ホームページは、以下のURLです。

https://www.metatrader5.com/ja

フィッシング詐欺にあわないためにも、公式ホームページのURLかどうかを確認してからアクセスするようにしましょう。

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MT5詐欺では消費者に信用させるため、デモ画面や画像、偽のWebサイトといった本物かどうか、判断が難しいものが提示されます。1つ1つ、慎重に確認しましょう

 

MT5詐欺の被害にあった事例

MT5詐欺の被害にあった事例

2024年1月、60代の男性がSNSで知り合った女性から、MT5での投資話を持ち掛けられ、合計290万円を騙し取られた事件が報じられました。

SNSで知り合った女性は、経済学者の叔父がいて会社の経営難を叔父の指導で乗り切ったと騙っていたそうです。そのうえで男性に対し、叔父を紹介するから投資をしないかと勧誘したのです。

男性は、叔父を名乗る人物からの指示通り、約1ヶ月の間に6回、合計290万円を指定の口座に送金しました。

しかし、のちにMT5より「インサイダー取引の疑いがある」「解決には口座残高の10%を支払わなければならない」といった内容のメールが届きます。不審に思った男性が警察に届け出て、詐欺が発覚しました。

SNSで知り合った相手は、たとえ立派な肩書きがあっても安易に信頼してはいけません

まとめ

MT5詐欺の被害額を取り返すには、早急に司法書士や弁護士に相談し、クーリング・オフや振り込め詐欺救済法における返金手続きを行うことが大切です。

この記事も参考にして、大切な財産を詐欺的行為から守るため、慎重に行動してください。