目に見えない力を悪用してお金を騙し取る、スピリチュアル詐欺の被害が広がっています。
スピリチュアルそのものが悪いわけではなく、実際に占いやヒーリングなどを心の支えとして取り入れている方も大勢います。
一方で、悩みから救われたい気持ちを悪用し、高額な商品やサービスを購入させる悪徳業者も存在します。
悪徳業者は、「このままでは不幸になります」「宝くじが当たる運気があります」などと根拠のない言葉を並べ、被害者を信じ込ませ、高額な支払いを求めます。
「もしかしたら本当かもしれない」と信じて支払いを重ねた結果、被害額が数百万円に及ぶケースもあります。
本記事では、スピリチュアル詐欺の特徴や見分け方、被害にあった場合の返金方法を解説します。
- スピリチュアル詐欺の被害にあう理由
- お金を騙し取られるスピリチュアル詐欺の見分け方5つ
- スピリチュアル詐欺の危険度チェック
- スピリチュアル詐欺の被害にあった場合の返金可否
- 悪徳業者にお金を騙し取られたときの対処法
\甘い言葉には要注意!/
以下の記事ではスピリチュアル詐欺について、被害にあってしまったあとの相談先や返金方法、よくある手口を解説しています。
あわせて参考にしてください。
「無料」と言われて登録したのに、気づいたら高額な課金をしていた。
「金運があがって宝くじが当たる」と言われて、課金してしまった。
上記のようなケースは、もしかすると「占い詐欺」かもしれません。
エンターテインメントの1つとして[…]
なぜスピリチュアル詐欺の被害にあってしまうのか

スピリチュアル詐欺とは、「占いを続ければ運気が上がる」「必ず幸せになれる」などと偽り、鑑定料を騙し取ったり、高額な商品やサービスを購入させたりする行為です。
人は、お金や仕事、健康、人間関係などの不安を抱えていると、霊的な存在やエネルギーなど、目に見えない力に頼りたくなることがあります。
悪徳業者は、不安を抱える方の「救われたい」「現状を変えたい」という気持ちにつけ込み、高額な商品・サービスの契約へと誘導します。
<スピリチュアル詐欺の被害にあう主な理由>
- 不安や孤独につけ込まれる
- 「救われたい」「人生を変えたい」という気持ちを利用される
- 「あなたは特別」と信じ込まされる
- 精神的に弱っているときは冷静な判断が難しくなる
特に、精神的に弱っているときは、普段なら疑うような話でも信じてしまいやすくなります。
薄々怪しいと感じていても、「鑑定士は本物だと信じたい」「自分が騙されていたと認めたくない」という気持ちから、支払いを続けてしまうケースもあります。
\これって詐欺かも…?と感じたら/
お金を騙し取られるスピリチュアル詐欺の見分け方5つ

ここでは、スピリチュアル詐欺の見分け方を5つ紹介します。
一つでも当てはまる場合は、スピリチュアル詐欺の可能性があるため、やり取りや支払いを続ける前に立ち止まりましょう。
1.「必ず願いが叶う」と効果を断言する
「必ず金運が上がる」「別れた恋人と100%復縁できる」など、効果を断言するのはスピリチュアル詐欺によく見られる手口です。
お金や恋愛など、将来の出来事や運気の変化は、誰にも保証できません。
それにもかかわらず、悪徳業者は「必ず願いが叶う」と言い切ることで相手に期待を抱かせ、高額な鑑定や祈祷、スピリチュアルグッズなどを勧めます。
「絶対」「必ず」といった断定的な表現を使われた場合は、すぐに契約や支払いをせず、冷静に判断しましょう。
2.「このままでは不幸になる」と不安を煽る
悪徳業者のなかには、あたかも霊感や超能力があるように装う者もいます。
「このままでは家族に不幸が起きる」「浄化しなければ危険」などと不安を煽られ、高額な商品やサービスを勧められた場合は、スピリチュアル詐欺を疑いましょう。
霊感や超能力を根拠とする言葉には客観的な裏付けがないため、うのみにしてはいけません。
3.「宝くじの高額当選に導く」と期待を抱かせる
「あなたには大金を引き寄せる力がある」「鑑定を続ければ金運が高まり、宝くじの高額当選につながる」などと期待を持たせるのも、スピリチュアル詐欺の手口です。
「宝くじに当選すれば鑑定料を取り戻せるから、今は少しお金を使っても問題ない」と考え、課金を続けた結果、被害額がどんどん膨らむケースもあります。
鑑定や祈祷によって宝くじの当選を保証することはできません。
「高額当選に導く」と鑑定の継続や追加の支払いを勧められた場合は、安易に信用しないことが大切です。
4.鑑定士が次々に入れ替わる
何人もの鑑定士とやり取りを求められる場合も、スピリチュアル詐欺を疑いましょう。
悪徳な占いサイトでは「この悩みは別の鑑定士が担当します」「さらに強い力を持つ先生を紹介します」などと言われ、次々と別の鑑定士へ引き継がれることがあります。
これは、やり取りを長引かせることで、鑑定料やメッセージの有料ポイントを継続的に支払わせるための手口です。
5.いつまで経っても鑑定が終わらない
スピリチュアル詐欺では、鑑定士から「もう少しで鑑定が終わります」と説明されたにもかかわらず、何度メッセージを送っても鑑定が終わらないことがあります。
たとえば、「おまじないの言葉を一文字ずつ送ってください」「数字を一つずつ送ってください」など、本来は一度で済む内容を何回にも分けて送るよう指示されます。
メッセージ1通につき1,500円分のポイントが必要な場合、10回送信するだけで1万5,000円もの費用がかかります。
「あと少し」と言われ続けても鑑定が終わらない場合は、利用を中止しましょう。
\「怪しい」と感じたらまず相談!/
あなたは騙されている?スピリチュアル詐欺の危険度チェック

スピリチュアル詐欺には、共通して見られる特徴があります。
次の項目に当てはまるものがないか確認してみましょう。
1つでも該当する場合は、スピリチュアル詐欺の可能性があるため注意が必要です。
<スピリチュアル詐欺の危険度チェック>
- 料金が明確に示されていない
- 「このままだと不幸になる」「家族に災いが起こる」など不安を煽られる
- 「必ず願いが叶う」「絶対に金運が上がる」など断定的な表現を使われた
- パワーストーンやお守り、鑑定など高額な商品・サービスの購入を執拗に勧められる
- 運営会社の連絡先や所在地が掲載されていない
少しでも「おかしい」と思ったらその場で契約や支払いをせず、第三者へ相談しましょう。
\危険度チェックに当てはまったら⋯/
スピリチュアル詐欺の被害にあったら返金される?

騙されたと気付いても、「占いが当たらなかった」「開運グッズを買っても運気が良くならなかった」といった理由だけでは、お金を取り戻すのは難しいのが現状です。
ただし、業者から嘘の説明を受けて契約したり、不安や恐怖を煽られて支払いをしたりした場合は、返金請求できる可能性があります。
たとえば、次のようなケースです。
- 「宝くじが当選する」「必ず幸せになれる」など、不確定な将来の結果を保証された
- 「このままでは不幸になる」「災いが起こる」などと不安や恐怖を煽られ、商品やサービスを契約した
- 「悪霊がついている」「寄附しなければ助からない」などと言われ、お金を支払った
- 「あと一通で終わる」「これが最後の儀式です」と言われたにもかかわらず、鑑定や課金が延々と続いた
- 複数の鑑定士が次々と登場した
「何かおかしい」「騙されたかもしれない」と感じたら、次章で紹介する対処法を実践しましょう。
\返金の可能性を確認する/
悪徳業者にお金を騙し取られたときの対処法

悪徳業者にお金を騙し取られると、ショックや恥ずかしさから誰にも相談できず、一人で悩んでしまう方もいます。
しかし、泣き寝入りする必要はありません。
被害に気付いた時点で行動を起こせば、お金を取り戻せる可能性があります。
ここでは、悪徳業者にお金を騙し取られたときに取るべき対処法を解説します。
追加の支払い・相手方とのやり取りをやめる
違和感を覚えても「ここまでお金を払ったのだから、あと少しで願いが叶うかもしれない」「今やめたら、これまでのお金や時間が無駄になってしまう」と考え、支払いを続けてしまう方もいます。
その気持ちは自然なものですが、おかしいと感じた時点で、すぐにやり取りをやめることが重要です。
悪徳業者は「ここでやめたらもったいない」という被害者の心理につけ込み、次々と高額な商品やサービスを勧めてきます。
支払いを続けるほど、被害額は膨らんでしまいます。
これ以上被害を広げないためにも、騙されたと気付いたら追加の支払いや返信は行わず、業者とのやり取りを止める勇気を持ちましょう。
詐欺行為の証拠を収集する
スピリチュアル詐欺の被害にあった場合、すぐに証拠を収集しましょう。
「業者がどのような勧誘をしたのか」「いくら支払ったのか」を客観的に示すことで、返金交渉がスムーズに進みやすくなります。
<有効な証拠の例>
- 業者や鑑定士と交わしたメール・LINE・チャット
- 「必ず願いが叶う」「悪霊がついている」などと勧誘された画面
- 鑑定内容のスクリーンショット
- 商品やサービスの広告・販売ページ
- 料金や返金条件が記載された画面
- 契約書・申込書・利用規約
- 銀行の振込明細・クレジットカードの利用明細
- 購入した商品
- 業者の名称・住所・電話番号・振込先口座
業者とのメールやメッセージは削除せず、画面をスクリーンショットで保存しておきましょう。
証拠が多いほど返金の成功率が高まりますが、一部の証拠しか残っていなくても諦める必要はありません。
手元にある証拠を整理し、消費生活センターや司法書士、弁護士へ早めに相談することが大切です。
クーリング・オフする
クーリング・オフとは、契約後の一定期間内であれば、消費者が無条件で契約を解除できる制度です。
クーリング・オフの対象となる取引や適用期間は、特定商取引法によって以下のように定められています。

インターネットで占いやセミナーに申し込んだ場合(通信販売)や、チラシを見て自らセミナー会場に足を運んだ場合などは、原則としてクーリング・オフが適用されません。
ただし、契約方法や勧誘の経緯によっては、スピリチュアル詐欺でもクーリング・オフが認められることがあります。
たとえば、無料だと思って占いやセミナーに参加したところ、不意打ちで高額商品を勧められ、その場で契約させられたケースが該当します。
「自分の場合はクーリング・オフできるのかどうかわからない」という場合、司法書士や弁護士、消費生活センターに相談すれば判断してもらえます。
契約の取消しを主張する
スピリチュアル詐欺では、クーリング・オフの対象外であっても、契約を取り消して返金を求められる可能性があります。
たとえば、「悪霊がついており、このままでは不幸になる」「祈祷をしなければ助からない」などと不安や恐怖を煽られ、商品やサービスを契約した場合が当てはまります。
このようなケースでは、消費者契約法や不当寄附勧誘防止法に基づき、契約の取消しや支払ったお金の返還を求められる可能性があります。
ただし、契約を取り消すためには法的知識が必要なため、自分だけで対応しようとせず、司法書士や弁護士へ相談することをおすすめします。
消費生活センターにアドバイスを求める
消費生活センターでは、商品やサービスの契約、悪徳な勧誘など、消費者と業者との間で起きたトラブルに関する無料相談が可能です。
消費者ホットライン(電話番号:188)へ電話すると、地域の窓口につながり、相談員が今後の対応についてアドバイスしてくれます。
ただし、消費生活センターは業者に直接交渉してくれるわけではない点を認識しておきましょう。
司法書士・弁護士に返金請求の相談をする
スピリチュアル詐欺で支払ったお金を取り戻したい場合は、できるだけ早く司法書士や弁護士へ相談することをおすすめします。
返金請求の方法は、一人ひとりの契約内容や決済方法によって異なります。
司法書士や弁護士へ相談すれば、業者への直接交渉はもちろん、クレジットカード会社や決済代行会社へのアプローチも含め、状況に応じた方法で返金請求を進めてもらえます。
また、なかには「鑑定士の言うことが本当かもしれない」「今やめたら不幸になるかもしれない」と不安を抱え、被害に気づいても業者を信じ続けてしまう方もいます。
しかし、そのまま支払いを続けると被害額がどんどん膨らんでしまいます。
さらに、被害発生から時間が経過すると、返金が難しくなる恐れもあります。
根拠のない業者の言葉を信じるのではなく、司法書士や弁護士へ相談し、法律に基づいた適切な対応を取ることが重要です。
\認定司法書士に相談する/
スピリチュアル詐欺でお困りの方は丹誠司法書士法人に相談を

「自分は騙されない」と思っていても、不安や悩みにつけ込まれると冷静な判断が難しくなることがあります。
本記事で紹介した内容を参考にスピリチュアル詐欺を見極め、万が一被害にあった場合は、早めに司法書士や弁護士へ相談することが大切です。
丹誠司法書士法人では、詐欺被害に強い司法書士が相談者様のお話を伺い、状況に応じた解決方法をご提案します。
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