「クレジットカードの明細に見知らぬ請求がある」「注文した商品がいつまでも届かない」
こうしたトラブルにあった際、支払ったお金を取り戻せる仕組みが「チャージバック」です。
「詐欺かもしれない」または「お店がまともに対応してくれない」といった場合でも、チャージバックを利用すれば代金が戻ってくる可能性があります。
本記事では、チャージバックを利用できる具体的なケースや、申請の流れについて詳しく解説します。
大切なお金を守るために正しい知識を身につけ、もしものときに備えておきましょう。
- チャージバックの仕組み
- チャージバックが利用される主なケース
- クレジットカードの不正利用が発覚した際の対処法
- チャージバックの申請手順と流れ
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以下の記事では、詐欺にあったときにまず取るべき行動を解説しています。
ぜひご覧ください。
詐欺にあったとき、混乱やショックでどう対処すべきか分からなくなる方も多いでしょう。 しかし、被害をそのまま放置すると、金銭的・精神的ダメージがさらに大きくなってしまう可能性があります。 お金を取り戻すためには、まず第三者へ相談す[…]
チャージバックとは

チャージバックとは、クレジットカード会社に異議を申し立てて返金を受ける仕組みです。
クレジットカードの不正利用や、届いた商品の破損などによる被害を受けた際に利用できます。
通常の返金手続きでは、お店に連絡して「返金してください」とお願いしなければなりません。
しかし、相手が悪徳業者の場合、連絡を無視されたり、逃げられたりしてしまいます。
そんなときでも、チャージバック制度を利用すれば、クレジットカード会社が間に入り業者から強制的にお金を回収してくれるのです。
チャージバックの件数は増加傾向にある

チャージバックの件数が近年増えている背景には、クレジットカードの不正利用が急増している現状があります。
一般社団法人日本クレジット協会が公表しているデータによると、2024年のクレジットカード不正利用による被害額は555億円にのぼりました。
これは統計を取り始めてから過去最多の金額であり、2020年と比較すると2倍以上に増えています。
被害の主な原因は、インターネット取引における「番号盗用」です。
番号盗用とは、クレジットカードの番号やパスワードなどの情報が盗み取られ悪用される被害をいいます。
インターネットでの買い物が当たり前になった今、クレジットカード情報が盗まれるリスクは誰にでもあります。
「自分は大丈夫」と油断せず、いつ被害にあってもおかしくないと認識しておきましょう。
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チャージバックが利用される3つのケース

チャージバックが利用されるケースは、主に以下の3つです。
- 不正利用の疑いがある
- 商品が届かない
- 破損した商品や不良品が届いた
それぞれのケースを詳しく解説します。
1.不正利用の疑いがある
自分はクレジットカードを使っていないのに支払い請求が来たときは、第三者に悪用されている恐れがあります。
不正利用される主な原因は、以下のとおりです。
- フィッシング詐欺
本物そっくりの偽サイトに誘導され、クレジットカードの情報を入力させられてしまう
- 物理的な紛失・盗難
クレジットカードを落としたり盗まれたりして、そのまま使われてしまう
偽サイトへのカード情報の入力やカードの紛失・盗難に気づいたら、すぐにクレジットカード会社へ連絡して、利用停止手続きをしてください。
なお、クレジットカードが手元にあっても、スキミングによりカードの磁気情報を抜き取られている恐れがあるため、明細チェックは欠かせません。
2.商品が届かない
ネットショッピングでお金を払ったのに、到着予定日を過ぎても商品が届かないケースです。
お店側のミスで発送されていない場合もありますが、最初から商品を渡す気がない悪徳サイトによる被害も目立ちます。
3.破損した商品や不良品が届いた
商品は届いたものの、注文した内容と明らかに違うケースや、使い物にならないほど壊れていたケースです。
具体的には、以下のような場合です。
- 違う商品
注文した色やサイズが異なる、まったく別の商品が入っていた
- 不良品
開封した時点で壊れていた、汚れていた
- 偽物
ブランド品として買ったのに、コピー商品だった
単に「イメージと違う」といった理由だけではチャージバックを申請できませんが、商品そのものに明らかな問題があれば申請が認められます。
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チャージバックを利用したいときの4つの対処法

「クレジットカードを勝手に使われた」「注文した商品が届かない」 などのトラブルに気づいたら、すぐに以下の4つの対処法をとりましょう。
- クレジットカード会社に問い合わせる
- 証拠を集める
- 警察に被害届を提出する
- 【おすすめ】司法書士・弁護士に相談する
それぞれの方法を詳しく解説します。
1.クレジットカード会社に問い合わせる
まずは、クレジットカード裏面に記載されている電話番号に問い合わせて「身に覚えのない請求がある」「商品が届かないので支払いを止めたい」などと状況を伝えてください。
クレジットカード会社に連絡することで、カードの利用を一旦停止したり、調査を依頼したりできます。
ただし、個人で問い合わせても「まずはお店と話し合ってください」と言われ、対応してもらえないケースがよくあります。
クレジットカード会社は中立の立場なので、被害を訴えても、客観的な証明がないと動いてくれないことも多いのが現状です。
2.証拠を集める
クレジットカード会社に調査を進めてもらうためには、口頭の説明だけでなく「確実な証拠」が必要です。
以下の情報をできるだけ詳しく集めておきましょう。
- 商品の注文明細や決済完了メール
- 業者に問い合わせたメールやチャットの履歴(返信がないことの証明)
- クレジットカードの利用明細
- 配送先住所や追跡番号(画面のスクリーンショットや配送伝票など)
これらの情報を使って「自分は注文していない」「商品は届いていない」などの事実を証明すれば、返金に向けた手続きがスムーズに進むでしょう。
3.警察に被害届を提出する
クレジットカードの盗難や不正利用は犯罪です。
最寄りの警察署に行き被害届を提出しましょう。
被害届を提出することで、事件として捜査が進む可能性があります。
また、警察への被害届の提出を「チャージバック補償を受けるための条件」とするクレジットカード会社もあります。
確実にチャージバックに対応してもらうためにも、警察への届け出は欠かせません。
4.【おすすめ】司法書士・弁護士に相談する
自分だけでクレジットカード会社とやり取りするのが不安な場合や、チャージバックの申請を断られてしまった場合は、司法書士や弁護士に相談するのがおすすめです。
司法書士や弁護士に相談することで、以下のようなメリットを得られます。
申請の成功率が上がる
司法書士や弁護士は、「なぜ詐欺なのか」を説明する意見書や報告書などを作成してくれます。
これを申請書と一緒にクレジットカード会社へ提出することで、説得力がぐっと高まり、こちらの言い分を認めてもらいやすくなります。
申請がダメでも、別の方法で戦える
もしチャージバックが認められなくても、あきらめる必要はありません。
司法書士や弁護士であれば、集めた証拠をもとに業者へ直接返金を求めたり、裁判に向けた手続きをしたりなど、より強力な手段を取れます。
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チャージバックの申請手順と流れ

チャージバックを成功させるには、正しい手順で申請を進める必要があります。
手続きを始めるにあたり、まずは全体の流れを把握しておきましょう。
ここでは、具体的な5つのステップを解説します。
1.司法書士・弁護士への相談・依頼
いきなりクレジットカード会社に連絡する前に、司法書士や弁護士に相談するのがおすすめです。
準備不足のまま個人で連絡をして「対応できません」と断られてしまうと、結果を覆すのが難しくなるからです。
まずは相談して、チャージバックが認められそうか判断してもらいましょう。
正式に依頼すれば、これから解説するステップ2以降の面倒な手続きをすべて一任できます。
2.クレジットカード会社に連絡
準備ができたら、クレジットカード会社の窓口へ連絡します。
カードに記載されている電話番号に問い合わせて「身に覚えのない請求がある」「詐欺被害にあったため、支払いを止めたい」などと状況を明確に伝えます。
多くのクレジットカード会社では、チャージバックの申請期限を「請求から60日〜120日程度」にしています。
気づいたらすぐに連絡しましょう。
3.クレジットカード会社による事実確認や調査
電話での受付が終わると、クレジットカード会社による調査が始まります。
多くの場合、自宅に「調査依頼書」が送られてくるので、必要事項を記入して返送します。
調査依頼書は、クレジットカード会社が事実を判断するための重要な資料です。
「説明と違う商品が届いた」「解約したはずなのに請求が続いている」など、客観的な事実を詳しく書きましょう。
<主な調査項目>
- 本当に本人の利用ではないか(家族の利用や紛失ではないか)
- 対面での利用か、ネットショッピングか
- 提出された証拠と矛盾がないか
4.結果の通知
クレジットカード会社は、利用者からの申し立てをもとに、加盟店側へ連絡を取ります。
ここでお店側が「不正利用でした」と認めれば、スムーズに返金が決まります。
しかし、悪徳業者の場合「商品は間違いなく送った」「利用者は規約に同意している」などともっともらしい反論をしてくることがあります。
お店側の主張と食い違いが生じると、調査は長引き、結果が出るまでに1か月〜3か月程度かかることも珍しくありません。
クレジットカード会社から途中経過の連絡が届くのを待ちましょう。
5.チャージバックの実行
調査の結果申請が認められれば、チャージバックが実行され支払った金額が返金されます。
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詐欺被害のチャージバック申請は丹誠司法書士法人へ

チャージバックは、不正利用や詐欺被害にあった際、大切なお金を取り戻すための有効な手段です。
しかし、クレジットカード会社を納得させるだけの証拠を個人で揃えるのは、簡単ではありません。
もし自分だけで手続きをして「証拠が足りない」と判断されてしまうと、あとから結果を覆すのは難しくなります。
また、申請には「60日から120日」といった期限があるので、手続きをスピーディーに進める必要があります。
返金の可能性を少しでも高めたいなら、まずは司法書士や弁護士への相談をおすすめします。
丹誠司法書士法人では、詐欺被害の返金請求やチャージバック申請に関するご相談を受け付けています。
「自分のケースでも申請できる?」「やり方がまったくわからない」といった不安に対し、司法書士が解決策をご提案します。
泣き寝入りする前に、まずはお気軽にご相談ください。
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