近年、リモート操作アプリ「AnyDesk(エニーデスク)」を悪用した詐欺被害に関するご相談が、当事務所にも多数寄せられています。
たとえば、「簡単に稼げる副業がある」「パソコンがウイルスに感染している」などと巧みに誘導され、遠隔操作を許可してしまい、金銭をだまし取られる被害に発展するケースです。
本記事では、AnyDeskを利用した詐欺の主な手口や実際の流れ、被害のリスク、対策などについて詳しく解説します。
万が一被害にあった場合の相談先についてもご紹介していますので、「もしかして…」と少しでも不安を感じている方も、ぜひ最後までお読みください。
- AnyDesk(エニーデスク)を利用した詐欺的手法
- AnyDesk(エニーデスク)で遠隔操作されるリスク
- AnyDesk(エニーデスク)による詐欺の対策
- AnyDesk(エニーデスク)による詐欺にあったときの相談先
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実際の被害例についても紹介していますので、ぜひご覧ください。
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AnyDesk(エニーデスク)とは

AnyDesk(エニーデスク)は、遠隔地にあるパソコンやスマートフォンなどの端末を操作できるリモート接続ツールです。
本来は、テレワーク中の業務支援やITサポート、システム保守といった正当な用途で利用されるものですが、その機能が悪用される事例も多く存在します。
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AnyDesk(エニーデスク)を利用した詐欺的手法の種類

AnyDeskを利用した詐欺的行為の手口を紹介します。
ウイルス感染を装い修復代金を請求する
電話やWeb広告、ポップアップ警告などを通じて「あなたの端末はウイルスに感染している」などと不安を煽ります。
そのうえでAnyDeskのインストールを促し、遠隔操作によってWindowsのイベントログなどを意図的に表示しながら、専門的な用語で根拠のない説明を行います。
結果として、「このままでは危険だ」「今すぐウイルス除去が必要」などと訴え、有償のサポート契約や修復費用の支払いを求める手口です。
副業の初期費用として消費者金融からの借入を促す
近年増えているのが、副業詐欺とAnyDeskを組み合わせた手口です。
以下のような流れで、金銭をだまし取られる被害が多く発生しています。
1.簡単に稼げるとうたう広告で勧誘
SNSなどで「誰でも月収50万円」「初期費用なしでOK」など魅力的な文言が並ぶ広告が表示され、閲覧者の関心を引きます。
2.LINEなどのチャットアプリに誘導
広告からLINE登録へと誘導し、その後担当者を名乗る人物と1対1のやり取りが始まります。
3.電話で「収益モデル」を説明
しばらくやり取りを続けた後、「詳しい説明は電話で」と通話に誘導されます。
電話では、実績や成功事例をアピールしつつ、「稼ぐにはシステム使用料が必要」と初期費用の話をされます。
4.AnyDeskを使って借入を指示
費用の支払い方法として、スマホへのAnyDeskのインストールを要求され、遠隔操作でスマホ画面の共有を開始されます。
その上で、ネット銀行の口座開設や消費者金融からの借入申請を指示されるケースが見られます。
中には、申請時の年収や職業を実際よりも高く申告するよう指示されることもあります。
「みんなこの方法で始めている」「すぐ返せるから心配いらない」などと執拗に説得されるのが特徴です。
5.借り入れた資金を詐欺グループに送金させられる
借入審査が通ると、資金は一度被害者の口座に振り込まれます。
しかし、その直後に「この口座に振り込んでください」と指示され、送金させられてしまいます。
結果として、借金だけが手元に残る被害につながります。
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AnyDesk(エニーデスク)による遠隔操作のリスク

AnyDeskなどのリモート操作アプリは、適切に使えば便利なツールですが、ひとたび悪意のある第三者に操作を許可してしまうと、大きな被害につながる恐れがあります。
以下では、実際に起こりうる具体的なリスクを解説します。
意図しないアプリ操作・個人情報の漏洩
遠隔操作の接続が確立すると、スマートフォンやパソコン内のアプリケーションは、すべて「操作する側」から自由に起動・操作できる状態になります。
たとえば、地図アプリ経由で現在地が伝わってしまう、カメラアプリを起動され、自分や周囲の映像が撮影・閲覧されるといったリスクがあります。
また、パソコンに表示された偽のウイルス警告を信じて遠隔操作を許可したところ、金銭の支払いを拒否した途端に、デスクトップ上のアイコンがすべて削除されたという被害も存在します。
画面上の情報がすべて見られてしまう
遠隔接続中は、「操作される側」の画面がリアルタイムで「操作する側」に送られています。
そのため、画面に表示された情報はすべて閲覧される状態です。
メールの本文、SNSのDM、ネットバンキングのログイン画面、ワンタイムパスワードやSMS認証コードまで、画面に映った瞬間に筒抜けになります。
保存されているデータの持ち出しや削除をされる
遠隔操作が可能な状態では、デバイス内のデータが操作・閲覧されるだけでなく、ファイルのコピーや削除も可能です。
アプリを通じてパソコン内の個人情報ファイルや業務資料が不正に持ち出されたり、重要なデータを削除されたりするおそれがあります。
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AnyDesk(エニーデスク)による詐欺の対策

悪質な業者による詐欺被害を防ぐためには、以下のような行動が重要です。
少しでも「おかしい」と感じたら、迷わず対処することが被害防止につながります。
遠隔操作アプリのインストールに応じない
見知らぬ相手から「副業を行うためのシステム使用料の支払いにはAnyDeskのインストールが必要」などと言われたとしても、AnyDeskなどの遠隔操作アプリをインストールするのは非常に危険です。
一度でも遠隔操作を許可してしまえば、スマホやパソコンの中身はすべて相手に見られ、操作されるリスクが生じます。
たとえ「みんなやっている」といった言葉で説得されても、画面越しの相手を信用してはいけません。
少しでも不審に感じた場合は、決して指示に従わず、その場でやり取りを中断してください。
修復代金を請求されても応じない
「ウイルス感染しています」「今すぐ修復しないと大変なことになる」などと不安を煽り、数万円から10万円超の「サポート契約」や「修復費用」を請求されるケースがあります。
相手は「5年保証」「10年保証」「一生保証」など、あたかもお得なプランのように見せかけて支払いを迫ってきます。
また、「あなたが本気で直したいなら、今決断すべきです」などと急かす言葉を投げかけ、冷静な判断を奪おうとします。
こうしたやり取りには決して応じず、落ち着いて対処しましょう。
少しでも不安を感じたらすぐに中断する
「何かおかしい」「話が強引すぎる」「違和感がある」と感じた時点で、やり取りを中断してください。
すぐに電話を切り、端末の電源もオフにしましょう。
遠隔操作が始まっていても、電源を落とすことで操作を強制的に遮断できます。
「途中でやめたら失礼かも」「ここまで進めたから最後まで聞こう」と思ってしまいがちですが、安全を確保することが何より大切です。
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AnyDesk(エニーデスク)による詐欺にあったときの相談先

遠隔操作アプリ「AnyDesk」を悪用した詐欺被害にあった場合は、速やかに相談窓口に連絡することが重要です。
金銭の支払いが発生している場合や個人情報を入力してしまった場合には、早期の対応が被害の拡大防止につながります。
以下に、代表的な相談先とそれぞれの役割を紹介します。
警察
「遠隔操作アプリを通じて不正に金銭を奪われた」「知らない相手から強引に操作されてしまった」といったケースでは、警察相談専用ダイヤル「#9110」へ相談しましょう。
窓口では、詐欺や悪質な勧誘手口に関する情報提供や今後の対応についてアドバイスを受けられます。
ただし、返金交渉など民事的な対応は行っていないため、他の窓口との併用が必要です。
消費者センター
全国共通の消費者ホットライン「188(いやや)」では、AnyDeskを用いた消費者トラブルについて無料相談が可能です。
「怪しい副業に勧誘され、借入金で支払ってしまった」「スマホ画面を共有して操作された」など、個別の状況に応じた具体的な対処法や、今後の対応方針についてアドバイスが得られます。
必要に応じて、地域の消費生活センターへつないでもらうこともできます。
司法書士・弁護士
すでに金銭的な被害を受けてしまった場合や、加害者と連絡が取れず返金交渉が難しい場合には、司法書士や弁護士への相談も検討しましょう。
法的な手続きを通じて返金請求を行うことができます。
初回相談を無料で受け付けている事務所もあるため、被害を放置せずにまずは相談することが大切です。
\早めの相談が最重要!/
まとめ

AnyDeskは本来、安全で便利なリモートツールですが、悪意ある第三者に操作を許可してしまうと、金銭的・情報的に大きなリスクを背負うことになります。
「少しでもおかしい」「強引に誘導されている」と感じたら、迷わずその場から離れ、遠隔操作が始まっている場合はすぐにデバイスの電源を切りましょう。
すでに被害にあってしまった場合も、警察や消費者センター、弁護士、司法書士などに相談すれば、適切な対応や救済の可能性が見えてきます。
丹誠司法書士法人では、リモート操作アプリをきっかけとした金銭トラブル・不当請求に関するご相談を受け付けています。
ご相談は無料ですので、「まだ支払っていないけど不安」「過去にも似たケースで支払ってしまった」といったお悩みをお持ちの方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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