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詐欺サイト・偽サイトの見分け方9選!対策や悩んだ時の対処法│丹誠司法書士法人
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詐欺サイト・偽サイトの見分け方9選!対策や悩んだ時の対処法

詐欺サイト・偽サイトの見分け方9選!対策や悩んだ時の対処法

ニュースでも報道されるほど、詐欺サイト・偽サイトによるトラブルが増えています。インターネットや通販サイトで簡単に商品を購入できる便利な世の中ですが、クレジットカード情報や個人情報を盗まれたり、金銭をだまし取られたりする事件が多発しているのです。

そこで本記事では、詐欺サイト・偽サイトの見分け方について紹介します。さらに、詐欺サイト・偽サイトに騙されないための対策や対処法についても解説しています。

✓詐欺サイト・偽サイトによるトラブル例
✓詐欺サイト・偽サイトの見分け方
✓詐欺サイト・偽サイトの対策
✓詐欺サイト・偽サイトが表示される仕組み

詐欺サイト・偽サイトによるトラブルが増加中

詐欺サイト・偽サイトによるトラブルが増加中

詐欺サイト・偽サイトとは、ショッピングサイトやネットバンキングサイトを装い、クレジットカード情報や金銭を奪うことを目的としたサイトです。

年々、手口が巧妙になっており、被害にあう人が後を絶ちません。公式サイトのロゴや画像などを盗用しており、一見しただけでは判別できないほど「本物そっくり」になっています。

日本サイバー犯罪対策センターによると、セーファーインターネット協会からJC3へ共有された悪徳なショッピングサイト等の通報件数は、2022年に28,818件。2023年は47,278件でした。2021年から右肩上がりで被害が増えています。よくある被害について押さえておきましょう。

注文した商品が届かない

引用:消費者庁「第1部 第1章 第4節 (3)インターネット通販やSNSに関する消費生活相談」

引用:消費者庁「第1部 第1章 第4節 (3)インターネット通販やSNSに関する消費生活相談

詐欺サイト・偽サイトで商品を購入しても商品が届かないことが多く、届いたとしても空箱の状態で送られてきます。

消費者庁で商品未着・連絡不能等のトラブルが多く発生したと報告されており、2022年の消費生活相談件数は、72,476件に及んでいます。

商品が偽物だった

商品が届いても、商品が偽物の場合があります。何十万円、何百万円もする貴金属やバッグを購入しても、似たような別物や偽ブランドの商品が届きます。

ブランド物の新品を大幅に値下げすることは考えにくいため、正規店やアウトレットで購入するようにしましょう。

事業者の連絡先がわからない

詐欺サイト・偽サイトで購入した商品が届かないなど、なんらかのトラブルがあり、いざ事業者に問い合わせようとしても連絡先が載っていないケースも多く見られます。

また、住所や電話番号が掲載されていたとしてもデタラメかもしれません。よくある被害事例は、以下の通りです。

  • 定期購入の縛りがないと言っていたので購入したら、定期購入になっていた。事業者に連絡をしたら繋がらない
  • 初回1,000円だったから購入したら、勝手に定期購入になっていて解約しようとしても電話が繋がらない
  • 届いた商品に問題があるため、問い合わせフォームへ連絡したが、一向に繋がらない

このような被害が多いため、はじめて使うサイトは特に注意しましょう。購入画面の履歴や広告で書かれている内容をスクリーンショットで撮っておくなど、万が一の際に証拠となるものを保存しておきましょう。

偽サイトを利用した後からクレジットカードが使われている

詐欺サイト・偽サイトを利用した後から、クレジットカードが使われていることがあります。一気に多額の不正利用をされるだけではなく、毎月数百円ずつ利用されているケースもあります。

商品を買うために個人情報を入力してしまったが、後になって調べると詐欺サイトだったというケースが多発しています。

毎月、何にいくら使ったのか全て把握しておき、万が一個人情報を入力してしまった場合は速やかにクレジットカード会社へ利用停止の連絡をしてください。警察にも相談しましょう。

丹誠司法書士法人 広報
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注文した商品が届かず、お金やクレジット情報を盗まれてしまうトラブルが増えています

詐欺サイト・偽サイトの見分け方

詐欺サイト・偽サイトの見分け方

詐欺サイト・偽サイトで被害にあわないために、見分け方について紹介します。

実在する企業のサイトにそっくりなデザインや、販売元の連絡先が載っていない不審なサイトまで多種多様にあります。

被害にあわないために、市販のセキュリティ対策ソフトを導入する方法もあります。初めて利用するサイトは、徹底的に警戒しましょう。

1.日本語表記が怪しい

日本語表記がおかしくないか、確認してください。誤字脱字が多かったり、文章表現がおかしかったりする場合は、絶対に利用しないでください。外国語を和訳してそのまま張り付けている場合もあり、日本語表記が怪しいことで詐欺サイト・偽サイトが発覚する例もあります。

2.相場よりも著しく安い

正規の値段で販売されておらず、相場よりも大幅に値引きされている場合は警戒しましょう。「割引は今日限り」など急かす文言がある場合は、さらに注意が必要です。

ブランドものばかり注目されがちですが、日用品でもトラブルが起きています。日常的に使っていないサイトを利用する場合には、事前に大まかな相場を確認しましょう。

3.通販なのにフリマアプリの商品情報のような記述がある

サイトに載っている画像や文章をしっかり確認しましょう。フリマアプリから転載しただけの偽サイトもあります。商品説明で以下のような記述があるため、よく確認してみてください。

  • 事業者であるはずなのに「素人採寸」がされている
  • 人から譲り受けたが使わなかったなど、個人出品を思わせるストーリーがある
  • 検索用のハッシュタグがついている
  • アカウントのフォロー割引がある

載っている写真が明らかに画質の悪い場合も疑いましょう。転載している可能性があります。違うサイトの名前が入った画像を使っている悪徳な業者もいます。透かしで「@〜〜〜」など、アカウント名や撮影者名が記載されている場合もあるため、画像をよくみてください。

4.サイト名にそぐわない商品が混ざっている

サイト内検索で欲しいものを検索した際に、子供用品を調べているのにタイヤが販売されていたり、アウトドア用品を検索しているのにペット用品が出てきたりと、検索ワードにそぐわない商品が混ざっていることがあります。子供用品専門店を連想させるサイト名であるにもかかわらず、子供用品と関連性の低いものが扱われているなど、サイト名と矛盾が生じている場合は注意しましょう。

多種多様な商品を販売している場合は、ジャンルがきちんと分かれていることを確認しながら、商品を選んでください。

5.決済方法が銀行振込に限定されている

安全な通販サイトでは、決済方法が多様にあります。先払い・後払い・クレジットカード・銀行振込など、さまざまな決済方法がある中、詐欺サイト・偽サイトでは決済方法を銀行振込に限定しているケースがあります

別の決済方法を選択していたにもかかわらず、銀行振込の支払方法がメールで届く場合もあります。そのようなメールが届いても、絶対に個人情報を送らないように注意してください。

6.銀行振込の名義が個人口座である

銀行振り込みをする際に、きちんと宛名を確認しましょう。会社の名前ではなく名義が個人口座である場合は、詐欺サイト・偽サイトの可能性が高いかもしれません。口座の名義が外国人の名前になっている場合もあります。

法人が運用しているサイトでは、名義人=法人であることが一般的です。通販サイトで個人口座を指定されたら、まずは疑ってください。

被害の例は以下のとおりです。

  • 安く購入し、支払方法が銀行振り込みだったため振り込んだ。よくみてみたら個人名義だった
  • クレジットカード決済ができたので購入したら、メールが届いて銀行振り込みを指示された

「入金確認後、商品発送」と書いてあることが多く、入金すると連絡がつかなくなってしまいます。

もしも、入金してしまった場合は銀行に連絡をし、パスワード変更などの対処を行いましょう。

7.決済方法がクレジットカードに限定されている

決済方法がクレジットカードに限定されている場合も、注意が必要です。

目的はクレジットカードの番号を抜くことだからです。有効期限やセキュリティーコードなどの情報を抜き取り、ほかの犯罪に巻き込まれることもあります。

8.サイトのURLが本物と少し違う

サイトのURLが本物と少し違う場合もあります。よくある例は、以下のとおりです。

  • 「https:」から始まるURLが多い中、詐欺サイト・偽サイトでは「http:」のようになっている
  • アルファベットの「Oとo」、「Iとi」、数字の「1」と「1」など少し変えている
  • shiとsiの部分を変えているなど、本物のサイトとスペルが違う

URLの語尾が「.top」「.buzz」「.org」「.xyz」などの見慣れない表記の場合もあるので、細部までしっかり確認してください。

9.急かすような文言などが見られる

詐欺サイト・偽サイトは、疑わしい箇所が発覚することを恐れています。できればサイトをじっくり見ずに、商品購入やクレジット番号の入力に進んでもらいたいと考えています。

その心理からか、以下のように急かす文言が使われている場合もあります。

  • 今だけ安い
  • 何日間限定で半額
  • 緊急で値下げ

急いで支払いをさせる人という点は、他の詐欺的手法と同じです。「今だけ安い」という言葉に引っかかった人をターゲットに、さらにメールやメッセージを送ってくる場合もあります。

記載されているURLなどを開くと、費用を請求されることもあります。本物かどうか悩んだら、まずは専門家に相談することをお勧めします。

丹誠司法書士法人 広報
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思わず購入したくなる商品が並んでいますが、サイトをよく見ると不審な点が見つかります

 

 

詐欺サイト・偽サイトの対策

詐欺サイト・偽サイトの対策

詐欺サイト・偽サイトの手口にのせられないように、対策を講じておきましょう。事前に、用心しておけば被害を防げることがあります。

インターネットで検索してみる

怪しいと思った時点で、購入前にインターネットで検索してみてください。

きちんとした法人や会社である場合、インターネットで情報を得られます。

詐欺サイト・偽サイトの場合は、すでに被害にあった人が一定数おり、「購入しないほうがいい」「詐欺だ」といった口コミが書かれているかもしれません。情報がないからといって、安全なわけではありません。悪い口コミが増えるとサイトが警戒されるため、サービス名などを変えて、新たに同様の手口で詐欺サイト・偽サイトを作る可能性があるためです。

さらに、インターネットで検索をした際に、一番上にヒットしたからといって信用できるサイトとは限りません。詐欺サイト・偽サイトであっても、広告で一番上に出てくることもあります。

ブックマークからサイトに飛ぶ

普段使うサイトの場合、本物のサイトをブックマークしておくことをおすすめします。

普段使っているサイトだと思って検索エンジンからクリックし、気づかず偽サイトを利用してしまうことがあるからです。

広告や検索結果から飛ぶのではなく、ブックマークしている「いつものサイト」で購入するようにしてください。

会社概要を確認する

会社概要に、電話番号や住所が載っているからといって、安易に信用してはいけません。情報が正しいか、信頼できるかチェックしてください。

最近では、電話番号を検索するとどこの通信会社なのか、どこの会社が使っている携帯番号なのか確認できます。

セキュリティソフトの活用を検討する

家電量販店に売っているセキュリティソフトの活用を検討しましょう。ソフトを導入することで、詐欺サイトへのアクセスを未然に防ぐことができます。

怪しいサイトを開くと、警告音が鳴り「危ないサイトかもしれない」と知らせてくれます

なお、偽セキュリティソフトも存在するため、メールや広告で紹介されるセキュリティソフトを安易にダウンロードしないようにしましょう。

チェックサイトの活用を検討する

いつも使っているサイトでない場合は、URLをコピーしてチェックサイトで調べてみてください。webサイトの安全性をチェックできます。

「TREND MICRO™ Site Safety Center(トレンドマイクロサイトセーフティーセンター)」など、安全性をチェックできるサイトもあります。

TREND MICRO™ Site Safety Center

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自分のチェックだけでは心配という方は、ブックマークやチェックサイトをうまく利用しましょう

 

詐欺サイト・偽サイトで悩んだら専門家へ

詐欺サイト・偽サイトで購入してしまったら、すぐに各都道府県警察のサイバー係や消費者センターに相談しましょう。

クレジットカードや口座情報を入力している方は、速やかにクレジットカード会社や銀行に相談してください。その際には、サイトの購入履歴やサイトの画像、URLなど、証拠となるものを全て保存・提出しましょう。

ひとりで対応していても、なかなか解決できない場合があります。困ったら、日頃から多くの依頼を受けている司法書士など、専門家へ相談することをおすすめします。もちろん、プライバシーも守られますので、ご安心ください。