高額当選詐欺とは、「宝くじに当選した」「高額のプレゼントが当たった」などという甘い言葉で被害者の注意を引き、お金をだまし取ろうとする悪質な手口です。
思わぬ幸運に期待してしまった結果、多くの人が被害にあい、返金できずに泣き寝入りしてしまうケースが少なくありません。
そこで本記事では、高額当選詐欺にあったときに取るべき具体的な行動や、返金を目指すための方法を解説します。
- 高額当選詐欺に気づいたときに取るべき行動4つ
- 高額当選詐欺にあった場合の返金方法5つ
- 高額当選詐欺の手口
- 高額当選詐欺を見破る5つのチェックポイント
- 高額当選詐欺の相談先
以下の記事では、支援金詐欺の返金方法について解説します。
実際の被害事例も紹介しますので、ぜひご覧ください。
「大金を受け取れると言われ、サイトの登録料を払ってしまった」「どうすれば返金される?」など、支援金詐欺の被害に悩んでいませんか。 支援金詐欺は時間が経つにつれて返金が難しくなりますが、早い段階で対処すれば支払ったお金を取り戻せる可能性[…]
高額当選詐欺に気づいたら取るべき行動4つ!

高額当選詐欺に気づいたときは、まずここで紹介する4つの方法を取るようにしましょう。
やりとりを止める
悪徳業者は被害者を巧みに誘導し、さらに金銭を要求してくる可能性があります。
詐欺だと気づいたら、相手とのやりとりは止めましょう。
支払いを止める
支払いを続けてしまうと、被害が拡大します。
これ以上の送金を防ぐためにも、すぐに各種支払いサービスの利用を中断しましょう。
証拠収集
詐欺被害の立証のためには、証拠の確保が欠かせません。
やり取りのメッセージや振込明細、請求書などは、スクリーンショットや書面で保存しておきましょう。
然るべき相談先への連絡
被害が判明したら、できるだけ早く専門機関に相談することが大切です。
適切なアドバイスを受けることで、返金の可能性が高まります。
高額当選詐欺の返金方法5選

高額当選詐欺にあった場合でも、被害金を取り戻すための方法はいくつか存在します。
詐欺の手口や支払い方法によって返金の難易度は異なるため、できるだけ早く適切な対応を取ることが重要です。
ここでは、代表的な返金方法を5つ紹介し、それぞれの特徴や注意点について解説します。
【返金方法1】直接交渉
悪徳業者と連絡が取れる場合、直接返金を求める方法もあります。
ただし、悪徳業者は最初から金銭を騙し取る目的で行動しているため、自主的に返金に応じることはほとんどありません。
そのため、交渉で解決できる可能性は低いでしょう。
【返金方法2】決済代行会社への交渉
悪徳業者への支払いが、「決済代行会社」を介して行われているケースがあります。
決済代行会社とは、クレジットカード払いやコンビニ払いなどの決済方法を導入したい事業者と、実際に決済サービスを提供する会社の間に立ち、決済に関わる各種手続きを一括して代行する会社をいいます。
悪徳業者と直接連絡が取れない場合には、決済代行会社を通じて返金交渉ができる可能性があります。
【返金方法3】「振り込め詐欺救済法」の活用
支払い方法が銀行振り込みだった場合は、速やかに警察や振込先の金融機関へ連絡すれば、「振り込め詐欺救済法」に基づき、振り込んだ口座を凍結してもらえるケースがあります。
凍結が認められれば、口座の残高や被害額に応じて、被害額の全額または一部を受け取れる可能性があります。
ただし、現金の手渡しや郵送など、銀行振込以外の方法で悪徳業者にお金を渡した場合は適用対象外となります。
【返金方法4】クレジットカード会社へチャージバックを依頼
クレジットカードで支払った際は、カード会社にチャージバックを依頼することで返金が受けられる可能性があります。
チャージバックとは、不正利用などの被害からクレジットカードの所有者を保護するための制度です。
カードの請求内容に納得できない場合、カード名義人はカード会社に対して異議を申し立てることができます。
チャージバックが認められると、該当する取引の売上が取り消され、支払った金額がカード名義人に返金されます。
ただし、チャージバックを申請するには、詐欺被害にあった証拠を提出する必要があります。
また、カード会社ごとにチャージバックの申請期限が定められているため、早めの対応が必須です。
【返金方法5】代理人による返金交渉
弁護士や司法書士などを代理人として立て、悪徳業者に返金を求める方法もあります。
被害者自身が返金を求めても対応してもらえないケースが多いですが、弁護士や司法書士が介入することで相手の態度が変わり、返金が実現する場合も少なくありません。
被害発生から時間が経つと、悪徳業者が逃げたり証拠を隠滅したりするリスクが高まります。
そのため、少しでも早く弁護士や司法書士に相談しましょう。
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高額当選詐欺の事例

ここでは、実際に発生した高額当選詐欺の事例を3つ紹介します。
1.大手通信会社からの当選メール
埼玉県のホームページに掲載された事例です。
被害者のスマートフォンのSMSに、大手通信会社を名乗る相手から「ご連絡」という内容のメールが届きました。
メールに記載されているURLをタップすると、「3億円当選」と表示され、被害者がメールに返信すると、「振り込みに必要な事務手数料2,000円を、コンビニで電子マネーを買って支払ってください」と指示されました。
被害者は指示に従い支払いましたが、その後も「〇〇料を支払えば当選金を振り込める」といった理由で追加の請求を要求されました。
請求額は2万円や3万円といった小額から始まり、合計で約200万円を支払いました。
しかし、いくら支払っても当選金は一切振り込まれませんでした。
2.1億円の当選を知らせるメール
神奈川県茅ヶ崎市のホームページに掲載された事例です。
被害者のスマートフォンのSMSに「おめでとうございます。1億円の当選権利を獲得しました」という内容のメールが届きます。
メールには、「当選金を受け取るためには受取手数料が必要で、電子マネーでの支払い確認後に当選金をお渡しします」と記載されていました。
被害者はこの案内を信じて、近所のコンビニで2万円の受取手数料を支払いました。
しかし、手数料を支払ったにもかかわらず、当選金は受け取れませんでした。
3.2人1組の手続きで7億5000万円の贈与
兵庫県神戸市の消費生活センターのホームページに掲載された事例です。
被害者のもとに、「〇〇という女性が亡くなろうとしており、300億円の資産を2人1組の20組、つまり1人あたり7.5億円ずつの生前贈与を希望している」という内容のメールが突然届きました。
その後のやりとりで、「贈与の手続きには事務手数料が必要」と言われたため、コンビニで電子マネー(プリペイドカード)を購入し、指示に従ってそのカードに記載された番号を知らせました。
高額当選詐欺の典型的な手口

ここでは、高額当選詐欺がどのように始まり、どのような流れでお金をだまし取るのか、代表的な手口を紹介します。
高額当選詐欺の入口
高額当選詐欺の主な入口は、以下の4つです。
SMS
スマートフォンのSMSにて、「おめでとうございます。◯億円当選しました」「◯億円の無料振り込みを行います」などといったメッセージを送付します。
迷惑メール
迷惑メールフォルダに、「当選のお知らせ」や「受取期限が迫っています!」など、緊急性を装ったタイトルのメールを送付します。
LINEメッセージ
LINEの友だち追加機能を悪用し、「◯億円が当選しました」といった文面でメッセージを送信し、記載されたリンクをクリックさせます。
占いサイト
無料占いサイトに登録したことをきっかけに、「あなたを宝くじの高額当選に導きます」などと連絡します。
高額当選詐欺の流れ
上記で紹介した入口を通じて、次のような流れで進行します。
1.突然「高額当選のお知らせ」が届く
LINEやメール、SMSなどを通じて、「◯億円を受け取る権利があります」「遺産をお受け取りください」といったメッセージが届きます。
2.専用リンクへ飛ぶと「手続きの方法」が知らされる
メッセージに記載されたURLをクリックすると、当選金の受け取り専用ページに誘導されます。
3.最初に用意されたポイントを使った「受け取り手続き」がスタートする
リンク先のサイトに自動的に登録され、会員IDや初期ポイントが付与されている状態になっています。
そのポイントを使って、当選金の受取手続きが始まります。
4.手続きのために「ポイント購入」へと促される
やがて、「支払い手続きのために追加のポイント購入が必要です」などと説明され、電子マネーや振込による支払いを求められます。
5.「最終手続き」が永遠と続く
「今回で最後の手続きです」と何度も言われながら、新たな費用や手数料を次々と要求されます。
気づけば、支払い総額が数十万円から数百万円に達していることも少なくありません。
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高額当選詐欺を見破る5つのチェックポイント

ここでは、高額当選詐欺を見抜くために役立つ代表的な5つのチェックポイントを紹介します。
身に覚えのない人物からの突然連絡
高額当選詐欺は、メールやSMS、LINEなどを通じて見知らぬ相手から突然連絡が来ることが多いです。
「あなたが当選しました」「至急、受け取りの手続きをしてください」といったメッセージが届いたら注意しましょう。
現実離れした高額当選のお知らせ
「◯億円が当たった」「今すぐ◯千万円を振り込みます」といった、現実的に考えにくい金額を提示するのも典型的な手口です。
大金をちらつかせることで期待感を与え、正常な判断力を奪います。
公的な組織や団体を装う
「政府認定の給付金」「◯◯庁の特別措置」など、実在する団体や公的機関の名称をかたる手口も多く見られます。
文面やロゴのデザインが本物そっくりに作られており、見慣れた名称に騙されやすくなっています。
特に、災害時や感染症の流行など社会的に不安が広がっている時期には、「災害支援金」「特別給付金」といった言葉を使って信じ込ませようとするケースが目立ちます。
複数名の登場人物による説得
被害者の警戒心を和らげるため、複数の登場人物を使って信頼感を演出します。
たとえば、「当選金を受け取った」とされる人物の喜びの声や感謝のメッセージを紹介し、他にも受け取った人がいると思わせてターゲットを安心させます。
決済代行会社への支払い
悪徳業者は、自分の身元を隠すために「決済代行会社」を通じた支払い方法を利用することがあります。
代表的な方法は、以下のとおりです。
- コンビニで販売されているプリペイド型電子マネー
- クレジットカード決済
- 銀行振込
特にプリペイドカードは、現金化しやすく振り込み記録が残りにくいため、悪用されやすい手段です。
見慣れない請求や実態不明な企業への送金を求められたら、詐欺の可能性を疑いましょう。
高額当選詐欺の相談先

どれだけ注意していても、高額当選詐欺に巻き込まれてしまうことはあります。
被害にあってしまった場合は、ひとりで抱え込まず、できるだけ早く専門機関へ相談することが大切です。
ここでは、主な相談先を3つ紹介します。
警察
詐欺の被害にあったときは、警察へ相談できます。
全国共通の「警察相談専用ダイヤル(#9110)」を利用すれば、お住まいの地域にある最寄りの警察署や、適切な相談窓口につないでもらえるため便利です。
被害の内容や状況をできるだけ詳しく伝えることで、今後の対応方法について具体的なアドバイスを受けられる場合があります。
ただし、警察は刑事事件の捜査が主な役割のため、支払ったお金の返金など民事的なトラブルには直接対応できない点には注意が必要です。
消費生活センター・国民生活センター
全国各地の市区町村が設置する消費生活センターや、国が設置する国民生活センターでは、高額当選詐欺を含む消費者トラブル全般について無料で相談を受け付けています。
「消費者ホットライン(188)」に電話すれば、お住まいの地域の消費生活センターにつながり、専門の相談員が中立的な立場で丁寧にアドバイスをしてくれます。
ただし、消費生活センターや国民生活センターはあくまで助言や情報提供が中心であり、相手方への直接交渉や法的な手続きの代行は行っていません。
弁護士・司法書士
詐欺被害に対して本格的な対応を行いたい場合は、弁護士や司法書士への相談が有効です。
弁護士や司法書士に依頼して専門的な対応を取ってもらうことで、相手側の態度が一変し、返金に応じるケースも少なくありません。
最近では無料相談を受け付けている事務所も増えており、費用が心配な方でも気軽に相談しやすい環境が整っています。
\早めの相談が最重要!/
まとめ

高額当選詐欺は、「◯億円が当たった」「支援金を受け取れる」などと信じ込ませ、金銭をだまし取る手口です。
誰でも被害にあうおそれがあるので、日頃から警戒心を高めておくのが重要です。
万が一詐欺にあってしまった場合でも、「相手と連絡が取れなくなってしまった」「だまされたことに気づいたけれど、もう返金は無理かもしれない」と諦めてしまう方も少なくありません。
しかし、早い段階で弁護士や司法書士に相談すれば、被害金の返金を受けられる可能性が高まります。
丹誠司法書士法人では、高額当選詐欺に関するご相談を随時受け付けています。
「もしかして詐欺かもしれない」と感じたら、おひとりで抱え込まず、お気軽にご相談ください。
\無料相談はこちらから!/
