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AGA治療は詐欺?!トラブルが増加する美容医療の問題点とは?│丹誠司法書士法人
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AGA治療は詐欺?!トラブルが増加する美容医療の問題点とは?

AGA治療は詐欺?!トラブルが増加する美容医療の問題点とは?

薄毛に悩む人たちに注目されているのが「AGA治療」です。
AGA治療とは、薬の作用によって薄毛の進行を予防・抑制し、発毛を促す治療をいいます。

インターネット広告やSNSなどの「簡単に毛が生える」「初月無料」といった言葉に魅了され、AGA治療を始める人が増えました。

一方で、「高額な契約をさせられた」「全く効果がない」「途中で解約できない」などのトラブルも急増しています。

トラブルを防ぐためには、契約にあたっての注意点をあらかじめ理解しておくことが重要です。

本記事では、AGA治療の仕組みや問題点、代表的なトラブル事例を紹介するとともに、トラブルにあったときにおすすめの相談先について解説します。

  • AGA治療トラブルが急増している背景
  • 美容治療サービスの問題点
  • 美容医療サービスの相談事例
  • トラブル発生時の主な相談先

消費者が抱えるコンプレックスに対して訴求する商品やサービスを、「コンプレックス商材」といいます。
以下の記事では、コンプレックス商材の返金方法について詳しく解説しますのでぜひご覧ください。

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AGA(薄毛)治療のトラブル相談が急増

AGA(薄毛)治療のトラブル相談が急増を示すグラフ
東京都消費生活センター「薄毛治療(AGA治療)に関する相談が増加しています ~AGA治療にはクーリング・オフが適用されません~」

近年、AGA治療に関するトラブルの相談が増加傾向にあります。

消費者トラブルの相談窓口である「東京都消費生活総合センター」に寄せられた相談件数は、2018年には32件でしたが、2022年には89件にまで増えました

相談者の年代や性別も広がっており、ご年配の男性だけでなく、若い世代や女性からの相談も目立つようになっています。

クーリングオフはできない!

特定商取引法上の「特定継続的役務提供」に該当する美容医療サービスについては、クーリングオフ制度の対象となるので、契約を一方的に解除できます。

しかし、AGA治療はクーリングオフの対象となりません
その理由は、AGA治療は特定商取引法における「美容医療」に該当しないからです。

特定商取引法では、美容医療について以下のとおり定めています。

人の皮膚を清潔にし若しくは美化し、体型を整え、体重を減じ、又は歯牙を漂白するための医学的処置、手術及びその他の治療を行うこと(美容を目的とするものであって、主務省令で定める方法によるものに限る)

引用元:特定商取引に関する法律施行令 | e-Gov 法令検索

AGA治療は、薄毛の進行を抑え、新たに毛を生やす目的で行われるため、美容医療とはみなされていません

そのため、AGA治療に関する契約の際は、途中で治療をやめたいときの取り扱いや返金対応の有無など、契約内容を事前にしっかりと確認しておくことが重要です。

トラブルが発生する美容医療の問題点

トラブルが発生する美容医療の問題点について解説する見出しの画像

AGA治療に関してトラブルが発生しやすいのは、美容医療サービス全般に関して以下のような問題点が挙げられます。

  • リスクや副作用の説明が不十分な場合がある
  • 契約を急がせるケースがある
  • 分割払いのクレジット契約や、年収や貯金額の虚偽申請を促されている

以下で、それぞれ解説します。

問題点1:リスクや副作用の説明が不十分な場合がある

医療行為である以上、AGA治療にもリスクや副作用があります。

しかし、一部のクリニックでは、広告費や集客に多くの予算をかけるあまり、カウンセリングの時間を十分に取れていません

また、カウンセリングで医師やカウンセラーが治療の手軽さを強調するあまり、リスクや副作用を消費者に十分に伝えきれていないことも多いです。

自分の身体に関わる重要な治療であるからこそ、治療内容だけでなく、起こりうる副作用や重篤な症状のリスクについても、納得できるまでしっかり説明を受けるようにしましょう

問題点2:契約を急がせるケースがある

AGA治療は、一般的な病気やケガとは異なり、緊急性がないケースがほとんどです。

しかし、「AGAがもう少し進行すると手遅れになり、治療できない」などと契約を急がせるクリニックもあります。

また、割引のあるモニター契約を持ち出して割安感を与え、実際には当初伝えていた金額より高額な契約をさせるケースも多く見られます。

その場で契約を迫られても、一度持ち帰って冷静に検討し、自分にとって本当に必要な治療なのかを見極めましょう。
家族や信頼できる人に相談するのもおすすめです

問題点3:分割払いのクレジット契約や、年収や貯金額の虚偽申請を促されている

AGA治療の費用は高額になることが多いため、分割払いのクレジット契約を案内するクリニックもあります

さらに、クレジット契約の与信審査を通過させるために、消費者に対して虚偽の年収や貯金額を申請するよう促すケースもあるのです。

クレジットの分割払いを選ぶと、月々の支払い額は少なくなりますが、分割手数料が上乗せされるため、最終的な総支払額が高くなる場合があります。

分割手数料を負担してまで治療を受ける必要があるか、冷静に判断しましょう

また、クレジット契約をする際、年収や貯金額などの情報は正確に申告しましょう

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正式に契約する前に、契約内容や支払い金額をしっかりと確認してください

美容医療サービスの相談事例

美容医療サービスの相談事例について紹介する見出しの画像

ここでは、相談機関に実際に寄せられた相談事例を3つ紹介します。
しっかりと確認し、同様の被害にあわないよう注意しましょう。

相談事例1:広告内容と実際の契約金額にギャップがあったケース

2023年8月30日に国民生活センターが公表した資料に掲載された相談事例です。

相談者(30代男性)は、「発毛治療が月々1,500円~」「全額返金保証あり」と記載されているインターネット広告を見つけました。
月々1,500円なら支払えると思い、来店予約をしてクリニックを訪れます。

クリニックに赴き、カウンセラーに頭皮や髪の状態をチェックしてもらったところ、「AGAがさらに進行すると手遅れとなり治療ができなくなるため、今すぐ治療を始めたほうが良い」と説明を受けたため、不安を感じました。

続いて医師からも同様の説明があり、注射と薬を組み合わせた治療プランを提案されました。

支払い方法については、「60回払いのローンを利用する人が多い」と説明を受け、「モニターコースを利用すれば、定価の半額で約200万円で契約できる」とも言われました。

分割払いの月々の支払い額は4万円となり、当初の想定よりも高額になりましたが、「今すぐ始めなければ間に合わない」と言われ、契約に至りました

しかし、帰宅後に冷静に考えると、不安をあおられて高額な契約をしてしまったことに気づきました。

相談事例2:副作用が出たのに解約できなかったケース

2021年度に東京都練馬区の消費生活センターに寄せられた相談事例です。

相談者(40代女性)は、1か月に1度の頭皮注入と飲み薬による薄毛治療の1年契約を、モニター価格の114万円で結びました。

通常の治療費は153万円ですが、写真撮影などの条件を前提に割引された価格です。
代金はカード決済で支払いました。

治療は月々約9万4,000円で行われ、1回目の頭皮注入治療の後に処方された飲み薬(ミノキシジル)を服用しましたが、副作用として動悸や胸の圧迫感が生じました

医師に相談して薬の量を減らしましたが、症状は改善せず、その後に薬が未承認のものであることも判明しました。

そのため、契約の解約を申し出ましたが、クリニック側からはモニター契約のため解約はできないと言われてしまいました

相談事例3:「無料カウンセリング」から高額契約に至ったケース

2023年7月31日に、東京都消費生活総合センターが「消費者注意情報」として公表した相談事例です。

相談者(20代男性)は、インターネット広告で「無料カウンセリング」と表示されていたAGA専門のクリニックに予約を入れ、カウンセリングを受けに行きました。

当初は話を聞くだけのつもりでしたが、カウンセラーや医師から「早く治療を始めたほうがよい」と勧められ、1年間の服薬と4回の頭皮注射を含む治療プランに申し込みました

治療費の総額は約100万円で、代金はカード決済で支払いました。契約当日に、さっそく1回目の頭皮注射が行われ、内服薬1か月分も処方されました。

しかし、帰宅後によく考えると予想以上に高額な治療費であり、継続して支払っていけるか不安になりました

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その場の勢いで契約してしまうと、後にトラブルとなりやすいため注意が必要です

美容トラブルでお金を返してほしいときの相談先

美容トラブルでお金を返してほしいときの相談先について解説する見出しの画像

AGA治療の契約に関してトラブルが発生した場合でも、しかるべき機関に相談すれば、問題を解決できる可能性があります。

ここでは、主な相談先を2つ紹介します。

消費生活センター

AGA治療を含む消費者トラブル全般については、全国各地に設置されている消費生活センターに相談できます

消費生活センターでは、経験豊富な相談員から状況に応じた適切なアドバイスが受けられます。

「消費者ホットライン(電話番号:188)」に問い合わせると、最寄りの消費生活センターにつながり、無料で相談を受けられます(通話料は相談者負担)。

ただし、消費生活センターはクリニックとの直接交渉は行っていないため、アドバイスをもとに自分で交渉する必要があります。

弁護士・司法書士

AGA治療の契約を解除したい場合には、弁護士や司法書士に相談するのがおすすめです

弁護士や司法書士は、契約書の内容や治療の経過、支払い状況などをもとに、法的に契約解除が可能か判断してくれます

また、クリニックとの交渉も代わりに行ってもらえるため、自分ひとりでは対応が難しいと感じている方でも安心です。

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相談のタイミングが早いほど、解決できる可能性が高まります

詐欺まがいと感じるAGA治療を受けた人は、丹誠司法書士法人へ!

AGA詐欺にあったときの相談先について解説する見出しの画像

「今すぐ始めなければ手遅れになる」といった不安をあおる説明を受け、冷静な判断ができないままAGA治療に関する契約を迫られるケースが少なくありません

また、最初は丁寧に対応してくれていたのに、親しくなったころに突然高額な治療やローンの契約を勧めてくるなどの、信頼関係を悪用するような手口も見られます。

医師やカウンセラーの説明に少しでも違和感を覚えたら、その場ですぐに契約しないようにしましょう

すでに契約を結んでしまった場合でも、契約を解除できる可能性があるので、速やかに弁護士や司法書士に相談するのがおすすめです。

丹誠司法書士法人では、AGA治療の契約トラブルに関するご相談を受け付けています

「これって詐欺かもしれない…」と感じたら、ひとりで悩まず、まずはお気軽にご相談ください。