「競馬予想サイトのほとんどが悪質って本当?」
「有料の予想情報を買ったのに、自分だけ当たらないのはなぜ?」
こういった不安や疑問を抱えていませんか。
インターネット上には、「的中率90%保証」「高額配当確実」などのうたい文句でターゲットを引きつける競馬予想サイトが数多く存在します。
しかし、なかには根拠のない情報で高額な料金を請求し、ターゲットからお金を騙し取る悪質な業者も少なくありません。
本記事では、競馬予想サイトの実態や悪質業者によくある7つの手口と、騙されたときの対処法を紹介します。
情報の真偽を冷静に見極め、詐欺被害を防ぎましょう。
- 競馬予想サイトの実態
- 悪質な競馬予想サイトによくある手口
- 悪質な競馬予想サイトの見抜き方
- 悪質な競馬予想サイトに騙されたときの対処法
以下の記事では、競馬詐欺の被害事例について解説していますのでぜひご覧ください。
競馬情報会社から高額な極秘情報を購入したにもかかわらず、予想が当たらず怪しいと感じている人はいませんか? この記事では、競馬情報会社に騙されたらどうすればいいのか悩んでいる人に対処法を解説します。 ✓競馬情報会社とは? ✓競馬情報[…]
なぜか自分だけ外れる…本物の競馬予想サイトはあるの?
結論として、根拠のある予想情報を提供している優良な競馬予想サイトは、極めてまれです。
つまり、競馬予想サイトの大部分が詐欺まがいです。
「有料情報を買ったのに、なぜか自分だけ外れる」と感じるのは、レース結果が出たあとに、誰も購入していなかった予想プランを「的中した」と偽って宣伝しているためです。
的中実績が捏造されていても、購入者が存在しなければ誰もその嘘を指摘できません。
このような悪質な競馬予想サイトにお金を騙し取られる被害が後を絶たず、2024年には800万円の被害事例も発生しています。
デタラメの予想情報を高額で買わされるほか、配当金を得るための「手数料」として金銭を騙し取られる手口もあります。
いくら手数料を支払っても、配当金は支払われません。
さらに注意すべきなのが、Web広告やSNSだけでなく競馬予想サイトのランキングや個人ブログも詐欺的行為の入口になっている点です。
競馬予想サイトを紹介する一般人や善意の第三者を装いながら、悪質業者への誘導を目的としている可能性があるため、安易に信用すべきではありません。
悪質な競馬予想サイトによくある手口
一見まともに見える競馬予想サイトでも、ターゲットを騙すために巧妙に作られている可能性があります。
ここでは、悪質な競馬予想サイトによくある手口を7つ紹介します。
- 「JRA公認」などの虚偽広告でサイトに誘導
- 「的中率90%以上」などの誇大広告で宣伝
- テレビ局や新聞社のロゴを無断使用して信頼性を演出
- 的中実績や体験談を捏造してターゲットの購買意欲を高める
- メールや電話でしつこく有料プランに誘導
- 「八百長が行われるレースがある」とデタラメの予想情報を高額で売りつける
- 返金を求めても一切応じない
悪質サイトのウソを見破る知識を身につけ、被害を未然に防ぎましょう。
1.「JRA公認」などの虚偽広告でサイトに誘導
悪質な競馬予想サイトは、JRA(日本中央競馬会)のロゴを無断で使用したり、JRA公式サイトへのリンクを貼ったりして、あたかもJRAが関与しているかのように装うことがあります。
「JRA公認」「〇〇騎手会」などと記載された広告を見ると「信頼できそう」と思ってしまう方も多いでしょう。
しかし、これこそが悪質業者の巧妙な手口です。JRAの関与を装うことでターゲットの警戒心を和らげ、会員登録や課金へ誘導しようとしているのです。
JRAが公式サイトで明言しているとおり、JRAやその関係団体が競馬を予想し、電話などで有料情報の購入を勧めることは一切ありません。
2.「的中率90%以上」などの誇大広告で宣伝
「的中率90%以上」「1日で100万円の利益」など、非現実的な数字を掲げてターゲットを惹きつけようとする悪質サイトもあります。
競馬はあくまでギャンブルであり、安定して勝ち続けるのは非常に難しいのが現実です。
それでも、競馬に不慣れな方や連敗している方、金銭的に余裕のない方にとっては「高確率で当たる」といった広告が魅力的に映ってしまうことがあります。
「本当かな」と半信半疑でも騙される方が多いのは、「楽して稼ぎたい」「今の収入だけでは将来が不安」といった心理につけ込まれ、信じたい気持ちを利用されてしまうからです。
ほんの少しの希望を頼りに有料プランに申し込んだものの、予想はまったく当たらず、後悔だけが残るケースも珍しくありません。
競馬予想サイトに掲載されている的中実績をうのみにせず、冷静な判断を心がけましょう。
3.テレビ局や新聞社のロゴを無断使用して信頼性を演出
テレビ局や新聞社、雑誌などのロゴ・画像を無断で使用し、あたかもメディアに取り上げられた実績があるかのように装っているケースもあります。
「有名な〇〇テレビで紹介されているなら信頼できそう」とターゲットを安心させ、予想情報の購入に対する心理的ハードルを下げようとするのが悪質業者の狙いです。
もちろん、メディアのロゴや画像を許可なく広告として使用することは著作権侵害にあたり、法的に禁止されています。
しかし、このような違法な手口が横行しているのが実情です。
競馬予想サイトにテレビ局や新聞社のロゴが表示されていてもすぐに信用せず、無断使用の可能性があることを念頭に置いておきましょう。
4.的中実績や体験談を捏造してターゲットの購買意欲を高める
「〇月〇日東京7Rで300万円的中!」といった的中実績や、「本当に当たる競馬予想サイトはここが初めて!」などの体験談を捏造するのも、悪質サイトの常套手段です。
経験豊富なプロでも競馬で勝ち続けることは不可能であり、毎週のように巨額の的中実績を派手に宣伝するサイトは、詐欺まがいの可能性が高いといえます。
なかには勝馬投票券や万馬券的中証明書の画像を提示してサイトの信頼性を装うケースもありますが、それが本物かどうかを利用者が判断するのは非常に困難です。
画像や文書も簡単に捏造できるため、安易に信用するのは危険です。
5.メールや電話でしつこく有料プランに誘導
悪質な競馬予想サイトに登録すると、メールやLINE、電話などで執拗に有料プランへの勧誘が行われるケースが多くみられます。
「人数限定のご案内です」「3連単を的中させる特別情報があります」などと限定性や特別感を演出し、利用者の冷静さを奪います。
始めは無料情報や低価格のプランを案内してターゲットに安心感を与え、少しずつ高額なコースへと誘導するのが悪質業者の典型的な手口です。
「今申し込まないと一生後悔しますよ」と不安を煽り、ターゲットの思考を停止させようとする悪質業者も多くいます。
こうした強引な勧誘に少しでも違和感を覚えた場合は、すぐに連絡を絶ち、一切関わらないことが大切です。
本当に信頼できるサイトであれば、利用者に考える時間を与えるはずです。
6.「八百長が行われるレースがある」とデタラメの予想情報を高額で売りつける
「一部のレースでは八百長が行われている」「関係者からの裏情報を入手している」といった嘘でターゲットを信用させ、数万円~数十万円の予想情報を売りつけるのも悪質サイトによくある手口です。
しかし、競馬で八百長や出来レースが行われている事実は一切なく、JRAも公式サイト上でそのような存在を明確に否定しています。
競馬法においても不正なレースは固く禁じられており、「結果があらかじめ決まっている」と説明された時点で100%詐欺だと断定できます。
最初は「そんなはずがない」と疑っていても、何度も説得されると信じ込んでしまうケースも少なくありません。
少しでも違和感を覚えた時点で、きっぱりと離れる判断が重要です。
7.返金を求めても一切応じない
競馬詐欺においては、予想情報の支払いと馬券購入代の二重の出費が発生するため、被害額が膨らみやすい傾向があります。
しかし、騙されたことに気づいて悪質業者に返金を求めても、一切相手にされないことがほとんどです。
「的中しなかった」「説明と内容が違った」と申し出ても、「すでに提供済みのサービスです」「利用規約に返金不可と記載してあります」などの理由で突っぱねられます。
なかには、返金を求めた瞬間から連絡が取れなくなる、問い合わせ先そのものが存在しないケースもあります。
このような対応を平然と行うサイトは「いかに利用者から金銭を巻き上げるか」しか考えておらず、誠実にサービスを提供する意思はありません。
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もう騙されない!悪質な競馬予想サイトの見抜き方
悪質な競馬予想サイトの手口は巧妙化していますが、あやしい業者の見分け方を知っておけば被害にあうリスクを軽減できます。
ここでは、悪質な競馬予想サイトに共通する特徴を紹介します。
- 根拠のない的中実績をアピールしている
- 運営会社に関する記載がない・住所が実在しない
- 「創作」「エンターテイメント」「フィクション」の記載がある
- 「返金保証」を安心材料として巧みに使う
- 利用者の悪い口コミや被害報告がある
以下で、それぞれについて詳しく解説します。
根拠のない的中実績をアピールしている
悪質な競馬予想サイトは「的中率90%」「100万円の払戻し」など巨額の的中実績を誇らしげにアピールします。
しかし、その根拠は「AIが解析」「関係者からの極秘情報」など曖昧な表現でごまかされていることがほとんどです。
本当にプロが予想している優良サイトなら、騎手や馬の傾向、馬場状態、天候などを踏まえたうえで「なぜその買い目を予想したのか」という明確な根拠が示されているはずです。
透明性がなく、ただ「すごい」「当たりそう」と思わせるだけの広告をうのみにしないよう心がけましょう。
運営会社に関する記載がない・住所が実在しない
運営会社名や住所、責任者の氏名などの情報が不自然に省略されている、もしくは一切記載されていないサイトは非常に危険です。
悪質な競馬予想サイトが身元を隠すのは、トラブルが発生した際の逃げ道を確保するためです。
また、運営会社の住所が記載されていても、その場所が本当に実在するかどうかはわかりません。
記載されている住所をGoogleマップなどで検索し、実際に建物が実在するか確認しましょう。
「創作」「エンターテイメント」「フィクション」の記載がある
サイトの最下部や利用規約(特に免責事項の項目)に以下のような記載がある場合、ほぼ詐欺まがいの悪質サイトで間違いありません。
- 当サイトの情報は創作した内容を含みます
- エンターテイメントを目的としています
- 記載内容はフィクションと捉えてください
- 登場する団体名や個人名は実在しません
つまり、予想情報や的中実績、利用者の声などが虚偽であっても、「これはフィクションですから」と言い逃れができるように仕組まれているのです。
このようなサイトを利用するとデタラメの予想情報を売りつけられる可能性が高いため、近づかないようにしましょう。
「返金保証」を安心材料として巧みに使う
「外れた場合は全額返金します」といった保証制度は一見すると良心的なサービスに思えますが、これもターゲットを陥れるための罠です。
実際は厳しい条件を付けて返金を拒まれたり、サイト内で使えるポイントで返還されたりなど、現金が返ってこない仕組みになっています。
返金保証がある場合、具体的な返金条件が明記されているか確認しましょう。
利用者の悪い口コミや被害報告がある
「確実に当たると言われたのにまったく当たらない」「問い合わせしても返信がない」といった口コミが多いサイトは利用を避けましょう。
特にSNSや掲示板、口コミサイトなどで同様のトラブルが繰り返し投稿されている場合は要注意です。
悪質な競馬予想サイトに騙されたら?すぐに取るべき対処法
悪質な競馬予想サイトにお金を騙し取られた場合、すぐに以下の対処法を取りましょう。
すみやかに被害の証拠を収集する
被害発生から時間が経過すると、詐欺的行為に使用されたサイトが閉鎖されたり、悪質業者に逃亡されたりするリスクが高まります。
騙されたと気づいた時点で、すぐに証拠を収集しましょう。
たとえば業者とのやり取りのスクリーンショットや契約書、領収書、振込明細書、クレジットカード利用明細書などが重要な証拠になります。
できる限り多くの証拠を集めることで、お金を取り戻せる可能性が高まります。
消費生活センター・警察に相談する
悪質業者に直接交渉してもうまく丸め込まれてしまう可能性が高いため、一人で対応するのは危険です。
各地域の消費生活センター(電話番号:188)や警察の相談窓口(電話番号:#9110)では、競馬詐欺に関する相談を無料で受け付けています。
具体的な返金交渉には対応してもらえませんが、状況に応じたアドバイスが得られます。
司法書士・弁護士に相談する
悪質な競馬予想サイトに騙し取られたお金を取り戻したい場合は、司法書士や弁護士に相談しましょう。
詐欺被害にくわしい司法書士・弁護士に相談すれば「返金される可能性があるか」「どのような返金手続きが適しているか」など、法的な観点からアドバイスを受けられます。
実際に返金請求を依頼すれば業者の調査から返金交渉まで一任でき、精神的な安心感にもつながります。
「業者との連絡が取れなくなった」「十分な証拠がない」といった場合でも、まずは相談してみることをおすすめします。
まとめ
競馬において「安定して勝ち続ける方法」「前もって結果がわかっているレース」はありません。
あの手この手で騙そうとする悪質サイトの手口を知り、警戒心をもつことが大切です。
もしお金を騙し取られても一人で解決しようとせず、公的機関や司法書士、弁護士に相談しましょう。
丹誠司法書士法人では、詐欺被害の解決実績が豊富な司法書士が被害の状況を丁寧にお伺いし、的確な解決方法をご提案します。
相談料・着手金は無料ですので、まずはお気軽にご連絡ください。お力になれるはずです。
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