「TikTokで知り合った業者からお金を騙し取られてしまった。誰にも相談できなくて困っている」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
業者が巧妙な手口でアプローチをしてくるため、被害にあってしまう人も少なくありません。
TikTokの広告を入り口にお金を騙し取られる被害事例が年々増加傾向にあります。
本記事ではTikTokでよく見られる詐欺被害の手口や、詐欺へ誘導する悪質な広告の見抜き方を解説します。
また、被害を未然に防ぐための予防策や、万が一詐欺に遭ってしまった際の相談先についても紹介します。
すぐに被害を専門機関に連絡することで、解決の可能性が高まりますのでぜひ最後までご覧ください。
- TikTokでよくみられる詐欺被害の手口
- 詐欺へ誘導してくる悪質な広告の見抜き方
- 被害にあわないための予防方法
- 詐欺被害にあってしまったときの相談先
TikTokでよくみられる詐欺被害を7つ紹介
TikTokで被害が多い詐欺の手口を7つご紹介します。
また以下の記事ではSNS詐欺の返金方法を5つ解説します。
返金を成功させるポイントもお伝えしますので、SNS詐欺でお困りの方は参考にしてください。
SNS詐欺でお金を騙し取られてしまい、返金方法がわからず途方に暮れている方はいませんか。 迅速に対処することでお金を取り戻せる可能性があるため、諦める必要はありません。 本記事では、SNS詐欺の返金方法を5つ解説します。返金を成功さ[…]
アカウントのハッキングによる詐欺
業者が不正にログイン情報を入手して、TikTok利用者がアカウントをハッキングされる被害が増えています。
ハッカーは、ユーザーのアカウントを乗っ取り不正に個人情報を盗み出し、詐欺や犯罪に利用してきます。
アカウントのパスワードや電話番号が知らないうちに変更され、ログインできなければハッキングされている可能性が高いです。
犯罪に巻き込まれないように、アカウントがハッキングされたと気付いた時点で公式サイトに相談しましょう。
ゲームアカウントの売買詐欺
ゲームアカウントの売買をきっかけとした詐欺被害が増加しています。
悪徳業者がユーザーに対して、「ゲームアカウントを販売する」などと連絡をしてきます。
ユーザーが代金を支払った後にアカウントが譲渡されない、またはすぐに使用できなくなるといったケースが多くあります。
見ず知らずの人からアカウント売買に関する連絡がきても、安易に情報を伝えてはいけません。
ボットアカウントによる詐欺
ボットアカウントとは、自動的に動作するプログラムによって作成されたアカウントのことをいいます。
人間と違和感なくコミュニケーションが取れるだけでなく、手間をかけずに多くのTikTokの利用者にアプローチをかけることが可能です。
ボットアカウントからは、悪質なアプリやソフトウェアをダウンロードするように勧誘をされます。
TikTokは匿名性が高いため、やり取りをしている相手がアカウントの所有者本人とは限りません。
安易に勧められたアプリやソフトウェアをダウンロードしないようにしましょう。
フィッシング詐欺
不特定多数のユーザーに向けて、正規の企業やサービスを模倣したURLを送ります。
URLをタップすると業者が作成したサイトへ移動してしまいます。
ユーザーの個人情報を入手するために、興味を惹きつけるメッセージを送ってきますが、安易に情報入力をしないように注意してください。
クレジットカードや銀行口座の番号が詐欺グループ同士で共有されてしまうと、悪用されて高額な請求をされてしまいます。
なりすまし詐欺
業者が有名人や企業の写真や名前を無断で使用し、嘘のプロモーションや商品の営業を行っています。
多くのユーザーが騙され、何のリターンも得られないまま、業者によって個人情報を悪用されるケースが後を絶ちません。
青いチェックマークの認証バッジがついていないアカウントは、なりすましの可能性があります。
ユーザー名の横に表示されるため、注意して確認しましょう。
投資詐欺
TikTokでは、「簡単に儲かる」「短期間で大金を稼げる」といってユーザーから金銭を騙し取る投資詐欺も行われています。
多くのケースでは、出資金を騙し取られるだけで、実際に利益を得られることはありません。
先行投資があまりにも高額すぎたり、ユーザーに考えさせる時間を与えず決断を迫ってくる業者からメッセージを受け取った場合には注意が必要です。
情報商材詐欺
「この方法を使えば確実に稼げる」といった情報商材の広告をTikTokで頻繁に見かけると思いますが、実際には価値のない情報ばかりで、全く実用性がありません。
広告には成功例を誇張したり、利用者からの感謝の声が記載されていることもありますが、業者が自演している可能性があります。
副業詐欺の広告は集客を目的としているため、どれも魅力的に作成されています。
次項では、TikTokで怪しい副業広告を見極めるポイントをお伝えいたします。
\心当たりがある人はすぐ相談!/
TikTokで悪質な副業広告を見つけるポイント
TikTokでよくみられる悪質な副業広告には共通点が存在します。
ポイントを把握して、悪質な業者を見抜きましょう。
「簡単」「誰でも」「すぐに」稼げると伝えてる
「簡単」「誰でも」「すぐに」稼げるという文言が強調されている場合、詐欺の可能性が高いです。
悪徳業者は「手軽に収入を得たい」と誰もが抱く心情を利用します。
魅力的なフレーズを用いて、利用者の関心を引こうとするのです。
「ノウハウを知っていれば誰でも月⚫︎万円稼げる」とアプローチしてきますが、インターネットで検索すればすぐ手に入る情報ばかり載せられていることがほとんどです。
誇大広告に使用されているフレーズを、うのみにしてはいけません。
実際に稼げている事例を載せてる
TikTokで多額の口座残高や大量の札束の画像を流しているアカウントには注意してください。
実績として儲かっている画像を見せることで、TikTokの利用者に「自分も稼げるかもしれない」と思わせ、関心を引きつけています。
同様にブランド物を購入することで利益を伝えているアカウントも悪徳業者の可能性があります。
TikTokの利用者の自己顕示欲や承認欲求を刺激し、副業に勧誘することで金銭を騙し取ろうと業者が企んでいます。
お金を稼げているのをアピールを露骨にしているアカウントは警戒しましょう。
TikTokの運用歴が浅い・投稿数が少ない
短期間で多数のアカウントを乗り換え、被害者を次々と騙そうと企んでいます。
そのため、1つ1つのアカウントを長く健全に運営しようとは考えていません。
また、フォローの数に対して投稿数が少ないのも特徴です。
運用歴が浅く投稿数が少ないアカウントは、調べても情報が乏しく、信頼できる業者か判断が難しくなります。。
長期にわたって安定した投稿活動をしていないアカウントであれば、TikTokの利用者から金銭を騙し取ることだけを目的にしたアカウントの可能性が高いです。
TikTok詐欺の被害にあわないための予防法を解説
TikTok詐欺の被害にあわないためにも、予防策をたてておく必要があります。
確認すべきポイントを知り、迂闊な行動を取らないよう注意することで、悪徳業者から身を守りましょう。
認証バッジの有無を確認
TikTokでは、公式アカウントには青色のチェックマーク(認証バッジ)が付与されます。
TikTok運営側が本人確認を行った証拠であり、信頼できる業者かどうかの1つの判断基準となります。
認証バッジを得るための条件は、アカウントが本人だったりプロフィールが記載されていたりなど、複数の項目を満たす必要があります。
そのため、誰でも得られる訳ではありません。
悪徳業者が有名人や企業の名前を使って本物そっくりのアカウントを作成するケースが多いです。
しかし、認証バッジがついていなければ偽物だとわかるでしょう。
知らないアカウントからDMを受け取ったときは、必ず認証バッジの有無を確認し、不審な点があれば無視しましょう。
不用意にURLやメッセージを開かない
詐欺の手口として、DMやコメント欄を利用してURLを送りつけるケースが多く見られます。
URLをタップすることで、様々な被害にあう危険性があります。
個人情報が悪徳業者の手に渡ってしまうと、業者間で情報が共有され繰り返し詐欺の対象となってしまうこともあります。
情報を外部に漏らさないためにも、URLやメッセージを触らないでください。
Tiktokで送られてくるURLやメッセージはむやみに開かず、すぐに削除することをおすすめします。
簡単なパスワードの使い回しをしない
TikTok詐欺にあわないためにも、簡単なパスワードの使い回しは避けましょう。
TikTokアカウントが乗っ取られると、知らないうちに詐欺商材の販売に利用される可能性があります。
さらに、乗っ取られたアカウントを通じて友人に詐欺商品が勧められ、信頼していた友人が被害にあう恐れもあります。
リスクを防ぐために2段階認証を設定したり、パスワードは数字や英文字、記号などを使用して12〜15文字に設定することで対策をしましょう。
自分や身近な人を守るためにも、セキュリティ管理を徹底してください。
詐欺被害にあったときの相談先を4つ紹介
TikTok詐欺にあってしまったときの相談先を4つ紹介します。
TikTok詐欺の被害にあってしまったときは、被害を最小限に抑えるために迅速かつ適切な対応をとることが大切です。
一人で悩まず専門機関に相談することで、具体的なアドバイスがもらえるでしょう。
TikTokの運営に通報する
TikTokを利用しているときに詐欺被害にあった場合、TikTokの運営に通報することができます。
TikTokには、不正行為を報告するための専用の通報機能があり、詐欺アカウントや詐欺行為を発見した際に報告することができます。
運営が問題を確認すれば、詐欺アカウントが凍結されるなどの措置が取られる可能性があります。
TikTokの公式運営に通報すれば、悪質なユーザーを取り締まれ、コミュニティ内の安全が担保されます。
被害者を増やさないためにも、TikTokで怪しいアカウントやメッセージを見かけたときは公式運営に通報しましょう。
しかし、騙し取られた金銭の返還など被害の回復を求めることはできません。
TikTok詐欺被害を回復したい場合は、ほかの専門機関と連携することが重要です。
警察
警察では警察専用相談窓口「#9110」を設けています。
緊急で警察官にかけつけてほしいときには「110」番、急を要さない相談は警察相談専用窓口「#9110」番を利用することができます。
警察相談専用窓口では、問題解決に向けたアドバイスや情報提供をしてもらえるでしょう。
「騙されてしまったかもしれない」と不安に感じたら、すぐに相談することをおすすめします。
すぐに被害金額を取り戻すことは難しいかもしれませんが、警察に相談することで今後の被害を防ぐ手助けにもなります。
消費生活センター
消費生活センターでは、詐欺被害を最小限に抑えるための適切な行動を過去の事例からアドバイスをしてくれます。
「188(いやや)」の番号に電話をかけることで、最寄りの消費生活センターに繋がります。
ただし、法的な措置をとることはできないため、状況によっては警察や司法書士・弁護士への相談も検討する必要があります。
司法書士・弁護士に相談
詐欺被害において金銭の回収をしたい場合は、司法書士や弁護士に相談することをおすすめします。
悪徳業者から返金請求に成功した実績がある司法書士や弁護士に依頼することで、返金される確率を高められるでしょう。
また、個人では対応が難しい手続きや書類作成も行ってくれます。
司法書士や弁護士に依頼することで、詐欺による金銭的な被害とそれに伴う精神的なストレスの回復を図ることができます。
TikTok詐欺の被害が大きくなる前に丹誠司法書士法人へご相談ください
TikTokでは悪徳業者が巧妙な手口で利用者から不正に金銭を騙し取る事例が増えています。
金銭を騙し取られないためにも、悪質な広告の特徴や詐欺被害にあわないための予防策を把握することが重要です。
もしTikTok詐欺の被害にあってしまった場合、丹誠司法書士法人へお問い合わせください。
詐欺被害の解決実績が豊富な司法書士が相談者様に寄り添い、ご相談者様の要望に沿ったご提案をさせていただきます。